時代の証言者  青春のフォーク  南こうせつ

2017/ 08/ 01
                 
  『噺家の了見 柳家権太楼』の掲載が、7月24日の30回で最終回を迎えました。
  今年満70歳を迎えた権太楼師匠も団塊の世代の一人です。
  そして、7月25日から始まった『時代の証言者』の登場人物も、1949年生まれの団塊世代です。
  かの青春の名曲『神田川』で名を馳せたシンガー・ソングライター、南こうせつさんです。
  タイトルは『青春のフォーク 南こうせつ』。これからの話の展開が楽しみです。

 こうせつさんが長兄から借りてウクレレを弾いたのが、中学1年のころ。
 そして、ギターを初めて弾いたのは、中学3年生ぐらいになってから。隣の病院の息子さんがギターを買ったといううわさが流れ、早速訪ねて、ギターというものを初めてみせてもらい、そしてギターを借りてためしに弾いてみたら、まわりがびっくりして、「習っていないのに、なんで弾けるの?」と。

 (ウクレレを弾くことができれば、和音が判ります。絃が4本のウクレレと、絃6本のギターという違いはありますが。)

 私も中学生になって、ウクレレを手にしました。
 その後、東京のデパートまで行って、ハワイアンギター(スチールギター)を買ってきました。アンプは真空管ラジオを小細工して代用しました。
 私がなぜ、ギターではなくて、ハワイアンギターにしたのか、今となっては判然としません。(〈※〉)
  それからしばらくして、ハワイアン歌手としてデビューした日野てる子の映っているテレビのチャンネルをあちこち探し回るようになりました。

(〈※〉追記:当時を振り返ってみますと、スイス民謡がNHKなどの番組で放送されていて、私自身もその民謡が気に入って、早速ヨーデルで歌ってみたところ、思いのほか我ながら惚れ惚れする歌声となりました。前後してハワイアンバンドが裏声をきかせて歌う曲もレパートリーに加え・・・といったあんばいの積み重ねで、ウクレレを手にし、ハワイアンギターを奏で・・・というようになっていったようです。)

 日野てる子が『夏の日の想い出』で一躍脚光を浴びた同じ年の1965年、ベンチャーズ(「ダイヤモンドヘッド」)とアストロノウツ(「太陽の彼方に」)の来日コンサートによって、日本中がエレキブームの熱気の渦に巻き込まれました。そして1966年にはビートルズ来日という経緯は皆さん良くご存知の通りです。

 こうせつさんは、東京のかっこいい人はエレキギターでバンドをやっているということを知り、僕らもエレキバンドをやろうという話になり、楽器を持っているお金持ちの息子から借りてきて練習を始めました。

そして、エレキバンドをやりながらも、ハーモニーが綺麗なフォークソングに心を惹かれていったそうです。
 
 仲間のいるこうせつさんは、その後もどんどんと音楽の世界に深く入っていくことになります。

 私はというと、周りにピアノを弾く何人(皆男性ではありません)か思い浮かべることができても、他の楽器を奏でる人は皆無ということもあって、いつしか知らずのうちに、自ら音を出すということをしなくなっていました。
 (ハーモニカと笛〈縦笛、草笛、指笛、口笛・・・〉は時折ふきました・・・)



  日野てる子 夏の日の想い出
https://www.youtube.com/watch?v=JG8S9aEPZGI