六一 月見

2014/ 09/ 08
                 
 旧暦の八月十五夜と九月十三夜には月見をする例があります。私共では最近は多忙にかまけて省略していますが、もとは十五夜には徳利に薄をさし、うどんなど手打にして縁側にならべ十三夜にはお団子を作って月見をしました。やはり片月見はいけないなど云われて居ります。農家の秋は全く鼓腹撃壌の時で、玉蜀黍の香ばしい味、秋茄子の汁、山栗のほどやき、初茸の塩焼、鮎の香り、柿の舌ざわり等全く一年中の好時節です。

 十五夜と十三夜の二つの月見は当然旧暦に従っていたしますが、次の十月十日の月見は現在十一月十日に新の一月おくれとなって十日夜の行事をいたします。そして新暦に従っただけ月との縁は切れてしまいました。


 習俗歳時記
  昭和50年10月1日
  著者 今井善一郎
  発行所 株式会社 煥乎堂





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