刻印石

2014/ 10/ 28
                 
 刻印石


 築城に係わった大名などによる家紋や家印、符牒などの記号が刻まれた石を、「刻印石」といいます。


 徳川幕府の居城として比類なき規模を誇った巨大な城郭。
 江戸城の外濠区域でもそれなりに散見される石垣ですが、ほとんどは内濠より内部で往時の城郭の威容を偲ぶことができます。
 寛永13年(1636年)、江戸城整備の総仕上げとして、徳川三代将軍家光の時に築かれた外濠工事では、百を超える大名家を六組に分け、石垣を築造しています。
 その外濠地区にある千代田区霞が関にある文科省の敷地で、平成13年に長さ凡そ60メートルの地中に埋もれている石垣が発見されました。

 ここの石垣は、高さ8.6メートルで、往時は外濠の城門の一つ、虎ノ門の西側に接していました。
 このうち、虎ノ門から溜池までの区間は、岡山藩の池田家を頭とする組が担当し、今回公開されたのは、庭瀬藩戸川家(岡山県岡山市吉備地区)と、佐伯藩毛利家(大分県佐伯市)が築いた石垣です。
 
 徳川家康、秀忠、家光と三代に亘って営々と江戸城整備を図ってきたその証左として、「刻印石」は今でもたくさんのその「しるし」をここかしこに遺しています。

 10月25日の土曜日、桔梗門から入った皇居参観。
 桔梗門の渡櫓門を出た先の石垣に、薩摩藩島津家の家紋を刻んだ二つの石を見ることができます。
 
皇居桔梗門②
 桔梗門=内桜田門
 大手濠

桔梗門渡櫓門①
 桔梗門渡櫓門

桔梗門石垣
 桔梗門石垣 

島津家家紋①
 島津家の家紋(丸に十文字)

島津家家紋②
 島津家の家紋(丸に十文字)







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