大宅歩 ある永遠の序章 

2015/ 02/ 04
                 
 ママ
 あのフワフワした
 白い雲
 きれいね
 
 まるで
 わた菓子みたい

 お日さまに
 とってもらって
 パパの
 お見舞いに
 病院へ
 もっていきましょう



  『詩と反逆と死』
昭和41年11月20日 第3刷
著者 大宅歩 (おおやあゆむ)
著作權者 大宅祐子
発行所 株式会社文藝春秋

≪大宅歩 昭和7(1932)年6月9日-昭和41(1966)年2月13日 33歳没≫


《あとがき》
「 ・・・ 祐子は満4年3ヵ月だったが、父に死期が近づいたころから、しきりにひとりごとをいうようになった。父がさいごの病院生活のために家を出たあとで、祐子は庭に出て、ひとりしょんぼりと空を眺めながらつぶやいた。



  ママ
  あのフワフワした
  白い雲
  きれいね
 
  まるで
  わた菓子みたい

  お日さまに
  とってもらって
  パパの
  お見舞いに
  病院へ
  もっていきましょう



 このひとりごとを耳にはさんだ私の妻が、どういうわけか、はっきりおぼえていて書きとめたものである。祐子のひとりごとの習慣は、今もずっとつづいている。・・・  」


 大宅歩没後、今年の2月13日で五十回忌を迎えます。


詩と反逆と死 ① 大宅歩

 
 


 『ある永遠の序章』

 昭和42年5月15日 第1刷発行
 著者 大宅歩
 発行所 南北社
 (菱山修三が、「『ある永遠の序章』について」と題して、9ページにわたる後書きを記しています。)

ある永遠の序章 ② 大宅歩







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