2015/ 03/ 20
                 
  トキ(鴇、朱鷺)の学名は、Nipponia nipponですが、国鳥ではありません。
 「桃太郎」では、イヌとサルと一緒に出てくる、日本では昔から馴染み深いキジです。
 国鳥です。

 秩父鉄道上長瀞駅近くの「埼玉県立自然の博物館」(平成18年〈2006年〉再編改称)の庭で撮りました。
 キジのオスです。

「むさし野の雉子やいかに子を思うけぶりのやみに声まどうなり」 - 夫木和歌抄(後鳥羽院)

「春の野に若菜摘みつつ雉の声 きけば昔の思ほゆらくに」 - 良寛歌集(良寛)

キジ①

キジ②

③キジ



《サントリーの愛鳥活動 ―日本の鳥百科―》

「キジ」
全長80cm(雄)、60cm(雌)。尾の長いことが特徴の、地上性の、ニワトリ大の鳥です。本州・四国・九州に分布しています。
雄は濃い緑色の体で、繁殖期になると、ハート型の赤い顔になり、「ケーンケーン」と鳴きながら雌を求めます。
昔から日本人とかかわりの深い鳥として、「桃太郎」をはじめいろいろな物語や、「焼野の雉(きぎす)、夜の鶴」などの子を思う親の愛情の深さを表わすタトエ話がありますが、現在でも草刈機に頭をとばされてしまう雌が出るほど巣の卵を大切にしています。「朝キジが鳴けば雨、地震が近づけば大声で鳴く」といった予知能力まで与えられていると言われます。
地震の予知については、足の裏に震動を敏感に察知する感覚細胞があり、人間よりは数秒以上も早く地震を知ることができるようです。
日本の鳥、つまり国鳥に選ばれていながら、狩猟が許されているという、何とも不幸な鳥です。
キジの中で、全身緑色のものは日本キジと呼ばれていますが、中国南部の亜種にも緑色化したものもいます。一般に鳥では、湿度の高い地方では色彩が濃色になり、黒っぽくなる例が知られています。


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