フジテレビ「木枯し紋次郎」と、NHK連続テレビ小説「まれ」

2015/ 06/ 03
                 
 箱田の家に、フジテレビで放送することになった「市川崑劇場」のスタッフが訪れたのは、いつのころだったでしょうか。
 中村敦夫主演の「木枯し紋次郎」(原作:笹沢佐保.脚本:主に和田夏十が担当〈和田夏十は市川崑の奥様〉)。1972年1月1日(土)からはじまり、1972年5月27日(土)まで、全18回シリーズ(諸般の事情〈大映の倒産により大映京都撮影所の使用ができなくなった…〉)が重なり、3月の一か月間はお休み)を脚本・撮影するために欠かせない資料をわけていただきたいということでの訪問でした。

 上毛新聞社で、1965年(昭和40年)9月に発刊された「群馬県遊民史」(萩原進著)です。
 当時の前橋市立図書館長(群馬県立図書館長かどちらか)だった、著者の萩原進さんから、「群馬県遊民史は箱田のIさんなら複数所有していますよ。」ということを教えてもらったとのことで、高校時代の同級生のAさんが是非とも入手したいということで、私に仲介の労を頼みにやってきました。今から思うと、彼は市川崑劇場のクルーの一人だったようです。
 初版本のみしか発行されていなくて、市場に出回っていないとのことでした。
 箱田のIさんと私との関係を何故Aさんが知っていたかということは、また後ほどの機会(高校の時の文化祭で、石器を陳列することになり、箱田の家の石器類を私が紹介したこと)に譲ることにします。
 ((記憶が蘇ってきたので、文章の修正をしました。))

 この「木枯し紋次郎」シリーズですが、平均視聴率30パーセント、最高視聴率はなんと38パーセントを記録している当時の人気番組でした。
 ということはさておきまして、そもそも「遊民」とは何ぞやということになりますので、広辞苑(昭和39年1月15日第1版第12刷)による、「遊民」を見ることに致しましょう。「遊民:職業もなく遊んでいる民。仕事もせずに遊んでいる人。のらくらもの。」と、あります。
 どうも「遊民」の定義づけがいまいちしっくりしません。念のため、国立国会図書館蔵の「群馬県遊民史」を検索し、書籍紹介がどのようになっているかをみることに致しましょう。
 「侠客≒やくざ」と表記されていました。そうです、この言い方がピッタリとおさまります。

 「木枯し紋次郎」をテレビシリーズ化するためには、なくてはならない一冊でした。
 私はその後発行された第三版を持っていますが、それをみますと、この本は、大前田栄五郎、国定忠治などの上州ヤクザにとどまらず、新門辰五郎(武蔵国江戸下谷)、佐原喜三郎(下総国)、相模屋政五郎(江戸)、竹居安五郎(甲斐国)、小金井小次郎(多摩郡)、勢力富五郎(下総国)、日柳 燕石(讃岐国)、そして、清水次郎長(駿河国有渡郡清水湊)など、日本各地の侠客まで、あれこれを網羅している貴重な書籍であるということが判りました。

(またまた)  ということはさておきまして ・・・ …・・・

今日のタイトルは、「木枯し紋次郎」と、「まれ」でしたね。
木枯し紋次郎役で一世を風靡した中村敦夫が、NHK連続テレビ小説「まれ」に登場しているので、ついつい若かりし頃の彼を思い出していたのです。

NHKの連続テレビ小説には初登場とのことですが、塗師屋(ぬしや)の総元締の紺谷弥太郎(こんたにやたろう)役で、津村希(つむらまれ)の同級生、紺谷圭太(こんたにけいた)の、オジイチャンで出ていますね。中村敦夫。いつのまにか、祖父役が立派に映える年頃になっているのは当然のこととはいえ、私としては、あの当時の「木枯し紋次郎」がずっとイメージとして残っているので、今更の感を深くした次第です。


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