昭和天皇実録の謎を解く

2015/ 08/ 16
                 

  「文藝春秋」読者賞受賞
  の帯カバーがかかっている、文春新書を書店の棚から手に取ったのが、かれこれ数週間前。
  そのカバーに、「最強メンバーが全61巻1万2000ページを徹底検証」とあります。

 「昭和天皇実録の謎を解く」は、半藤一利、保坂正康、御厨貴、磯田道史の四氏の共著となっています。
 「はじめに」を半藤一利氏が、「おわりに」を保坂正康氏が担当しています。

 とても読みやすい本でした。
  『・・・今回の『実録』について、私は、五十年、百年、あるいは二百年先の人たちに、この時代の役割を果たしたとの感想を持っている。「官(国)」の側が可能な限り史料を用いて編纂したという意味では、この時代の総力がこめられていることにもなる。歴史的責任を果たしたとの思いを、同時代人としても味わうことができたが、肩の荷がおりたという人も多いのではないか。大仰な言い方になるが、読み解いていった私たちにも同じような思いがあり、その点を理解していただければと思う。・・・』と、保坂正康氏は記述しています。
 一方、半藤一利氏は、『・・・思えば、2014年9月、新聞各紙が一斉に、大々的にその完成と主たる内容を報じたとき、自分の生きているときに、このような快事に遭うとは思ってもいませんでしただけに、「人間、やっぱり長生きするものだ」とほんとうに感激しました。・・・
』と驚きとともに自らの喜びを率直に述べています。

「昭和天皇実録」の謎を解く 文春新書



「昭和天皇実録」の謎を解く  目次

 明治三十四年年~大正元年
第一章 初めて明かされる幼年期の素顔

 大正十年~昭和十六年
第二章 青年期の栄光と挫折

 昭和六年~昭和十一年
第三章 昭和天皇の三つの「顔」

 昭和十二年~昭和十六年
第四章 世界からの孤立を止められたか

 昭和十六年
第五章 開戦へと至る心理

 昭和十七年~昭和二十年
第六章 天皇の終戦工作

 昭和二十年~昭和二十二年
第七章 八月十五日を境にして

 昭和二十年~昭和六十三年
第八章 "記憶の王"として

 
※註:第二章の大正十年~昭和十六年は、第五章の昭和十六年までの間、≪「青年期」に重なる≫ことを念のため付記させて頂きます。




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