皇后美智子さま 

2015/ 09/ 13
                 
    秋蚕

真夜(まよ)こめて秋蚕(あきご)は繭(まゆ)をつくるらしかすかなる音のきこゆる

時折(ときおり)に糸吐(は)かずをり薄き繭の中なる蚕(かひこ)疲れしならむ

籠(こも)る蚕(こ)のなほも光に焦(こ)がるるごと終(つひ)の糸かけぬたたずまひあり

音(おと)ややにかすかになりて繭の中のしじまは深く闇のまさらむ

夏の日に音たて桑を食み(は)みゐし蚕(こ)ら繭ごもり季節しづかに移る

      昭和四十一年

 「繭(まゆ)」をつくり始めてから完成して静寂に入ってゆくまでのお蚕の動きを、「秋蚕」題の五種一連で詠みあげた連作の御歌・・・

「皇后美智子(こうごうみちこ)さま」 
全御歌(ぜんみうた)   
釈  秦 澄美枝 
 発行2014年10月20日  
  発行所株式会社新潮社






1998  つり橋はぼくのハープ

 皇后陛下美智子様に献上した作品
 1988年制作
 
影絵④

 この作品は、献上後、ぼく自身のもっとも気に入っている作品でもあり、記念のため、構図や色調を出来るだけ忠実に再現して作った作品だ。ただサイズだけ区別するために、少し大きく制作している。 藤城清治







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