2015/ 09/ 14
                 
 
 阿川佐和子のこのひとに会いたい 第1080回(週刊文春9月10日号)。
  片づけコンサルタント 近藤麻理恵

 イントロの見出しが、《先日、米『TIME』誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた片づけコンサルタントの近藤麻理恵さん。残すモノを選ぶ際の「ときめき」メソッド開発秘話から、具体的な片づけ術の指南までしていただきました。》でした。
 ちょっと読んでみます。

《近藤:メッセージをくれたのは「片づけの神様」って私の中では呼んでいます。(笑)。その言葉を聴くまではモノを見るときに必ずそのモノのダメなところを探していたんです。古いんじゃないかとか汚いんじゃないかとか。
阿川:捨てる理由を探していた。
近藤:ええ。でも片づけをするときに大事なのは捨てるものを探すんじゃない、残すものを選べばいいんだとその瞬間に気付いたんです。
阿川:へぇー、そこから「ときめき」につながるんですね。》

《近藤:片づけ指南したのは、社長さんのデスク周りだけだったんですが、基本的には家と同じです。書籍を全部出していただくことから始まって……。
阿川:そこは同じなのね。会社の場合、書類もたくさんありますよね?
近藤:そこも、ときめきで選んでもらうんです。社長さんの場合、自分のやりたいことをビジネスにしているので、本に対しても書類に対しても、ときめきで選べることが多いですね。ただ、ときめきがわからないという方の場合は……。
阿川: そういう場合は?
近藤:「それを持ってて儲かりますか?」と聞いたことはあります(笑)
阿川:アハハハ。それはわかりやすい。 ・・・   ・・・   》

《近藤:・・・のような思い出の品は後回しにしてください。私の片づけ法には順番があって、まずは洋服から始める。
阿川:次は?
近藤:本、書類、小物、思い出系のモノの順ですね。
阿川:思い出系が後なのはどうして?
近藤:ときめきで選びにくいからです。片づけるものが難しいものはどんどん後回しにして、片づけやすいものから一気にやることが重要です。》

《近藤:こっそり捨てるというのがポイントです。そして捨てるときに必ずそのモノに対して「ありがとう」と言う。言葉だけではなくて、それがどういう場面でこれまで自分をときめかせてくれたのかをじっくり味わってから捨ててください。
阿川:一度もときめかなかったモノもあるんですけれど。
近藤:「私、こういうのにはあんまりときめかないというのを教えてくれて、ありがとうございました」という風に感謝すればいいんです。》



 先日、雨の中、東京に行きました。
 家を出て数分後、まもなく駅というときに、横殴りの風が吹き抜け、あっというまに傘の骨をひっくり返して通り過ぎて行きました。
 その日一日は、だましだましこの傘を使いながら帰途につきました。

 きょう、月曜日。家の中にある傘がどれくらいあるのか、ずらっと並べてみました。
 全部で26本でした。ときめかないものがとりあえず10本ありましたので、燃えないごみの指定袋に詰めこんで、先ほど指定の場所に運びました。
 残り16本のうち、折り畳み傘は8本です。またしばらくしてから、ときめかなくなったものを半分くらい見つけようと思います。100円から8,000円程の傘の値段のものですが、日本人の傘好きというのを、身を以て実感しているところでもあります。


 

 週刊文春9月3日号の「阿川佐和子のこのひとに会いたい」は、2011年1月13日号の、作家阿川弘之との「父娘対談」の再録でした。
 8月3日に94歳の天寿を全うした阿川弘之氏。
 日本を愛する硬骨漢そのもののお一人でした。
 こころよりご冥福をお祈り申し上げます。



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