トラガリ

2016/ 05/ 03
                 

  父から西側の道路に面した山茶花と珊瑚樹の、垣根の剪定を頼まれました。

 見栄えは、我ながら下手くそな出来となりました。
 だれが見ても、「トラガリ」そのものです。

 「綺麗に出来上がったねえ!・・・」と、背後から父の声。
 恥ずかしくて、振り向くこともできませんでした。
  父は、息子に来年もやってほしいと期待しての一言だったのでしょう。
 私は、来年こそはもっと上手く刈り込んでやると、そのとき心に誓ったのでした。


 ・・・

 母が一人で生活し始めました。
 母に頼まれて、山茶花と珊瑚樹の垣根の剪定をしたのも、もうかなり以前のこととなっています。
 
 その翌年だったでしょうか、庭全体の手入れを、出入りの植木屋さんに頼みました。
 若衆3人で、3日と半日ちょっとかかった、田舎の庭でした。
 

 ・・・

 きょう、通りに面した柊の垣根の剪定をしました。
 僅かな長さの垣根にもかかわらず、背の高さは見た目にも、凸凹に出来上がっていました。
 
 あれから幾星霜、相変わらず、トラガリと何等変わりない腕が実証されています。



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