埼玉の郷土料理「冷汁うどん」専用のつけ汁、5月2日から販売

2016/ 05/ 03
                 
  川島町では「すったて」(※)として親しまれている冷汁うどん料理の、専用つけ汁『冷汁うどんの素』を流通大手のセブン&アイ・ホールディングスと、丸美屋食品工業が共同開発しました。

 冷汁うどんは、ゴマみそベースのつけ汁に、キュウリなどの野菜を入れて食べる埼玉伝統のうどん料理です。

 新商品のつけ汁は、濃厚な合わせみそを使用し、すりゴマと練りゴマで、香ばしくまろやかな口当たりに仕上げていて、キュウリや、タマネギ、トマト、ブロッコリーなどの野菜とあわせ、薬味の大葉やミョウガなどを入れて、サラダ風にするのがお奨めとのことです。

 つけ汁は、1袋2~3人前で、214円(税込)。イトーヨーカドーなど全国約500店のスーパーマーケットで、5月2日から販売開始となりました。

 5月24日からは埼玉県内の一部のセブン-イレブンでも売り出します。
 まずは、一度はお試しになるのもよろしいかと存じます。
 


(※)すったてとは: 川島町商工会公式サイト

《かわじま夏の風物詩 「すったて」

 川島町は四方を川に囲まれ、この川の氾濫が平坦で肥沃な土壌をもたらし、昔から稲作が盛んに行われてきました。
(江戸時代は川越藩の台所を賄うお蔵米の生産地として発展してきました。)
 また裏作として小麦の栽培も広く行われ「うどん文化」が育まれてきた地域です。

  現代と違い、昔の農作業は手作業が基本。田植えから秋の刈り取りまでの時期、農家では朝早くから田んぼに行き、時間を惜しんで草刈りや水の管理などの作業に毎日精を出していました。
特に夏場は「暑さとの戦い」。炎天下の作業に、さぞ身体もクタクタだったことでしょう。
このため夏場の食事には栄養があり、しかも手間をかけずに作れる料理が必要だったわけです。

  そこで、代々川島町の農家に受け継がれてきた料理が「すったて」。

 すったて材料と調理例すり鉢で胡麻と味噌と合わせ、更に採ってきたばかりの大葉、胡瓜、茗荷などの夏野菜を合わせていっしょにすります。最後に冷たい井戸水を入れ、良く混ぜて付け汁としてうどんを食べる。

 大豆を主成分とする味噌はタンパク質が豊富なうえ、発汗で失われた塩分も補給してくれます。
しかも胡瓜や大葉、茗荷のさっぱりした味わいが更に涼味を誘い、一気に食欲をそそります。

 忙しい農作業の合間に、簡単でしかも美味しく食べられるこの「すったて」は、まさに農村「かわじま」に暮らしてきた先人たちの食の知恵だったわけです。

 名前の由来は、胡麻、味噌、野菜などの具材を「すりたて」で食べていたところからきており、「すったて」のことを「冷汁(ひやしる)」または「つったて」と呼ぶこともあります。

 そしてこの「すったて」は、うどんだけではなく、ご飯にかける食べ方もあり、毎食「すったて」でもいいと言う人がいる程、川島ではポピュラーな夏の健康食です。 》


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