県都前橋(けんとまえばし) 生糸(いと)の市(まち)  幾時代かがありまして・・・

2016/ 06/ 21
                 
  

 2014年(平成26年)6月25日、群馬県富岡市の富岡製糸場が、他の絹産業の遺産とともに、世界遺産に登録されましたが、富岡製糸場ができる2年前の1870年(明治3年)、日本で最初の洋式機械製糸工場として、前橋に製糸所が造られました。
 前橋の製糸所は、その後まもなく、大規模な官営富岡製糸所にその役割をバトンタッチすることとなりましたが、前橋は益々製糸業が盛んとなり、生糸の町としてその名を海外にまで知られるようになりました。

 「県都前橋(けんとまえばし) 生糸(いと)の市(まち)」は、『上毛かるた』(1947年〈昭和22年〉刊行)44枚のうちの「け」の札です。「上毛」は群馬県の昔の呼び方です。
 
 生糸の時代から幾星霜、前橋の街並みもどんどん変容しています。
 JR前橋駅北口から群馬県庁に至る道筋のけやき〈※〉通り地区は、前橋駅舎(1927年〈昭和2年〉建造。1986年(昭和61年)10月16日、両毛線高架化事業によって取り壊された)や官公庁の入った諸施設など、レトロ感覚溢れた煉瓦を用いた西洋造りの建物がそちらこちらに点在していました。


 現存しているのは、県庁敷地内にある「昭和庁舎」(1928年〈昭和3年〉建造)と、

④群馬県庁昭和館20160620

①群馬県庁昭和館

道を隔てたところに建っている「群馬会館」(1930年〈昭和5年〉建造)だけとなったのでしょうか。

②群馬会館

⑤群馬会館20160620

 煉瓦造りではありませんが、1932年(昭和7年)に建てられた「前橋カトリック教会」は、上述の建物と同じく、国の登録有形文化財になっています。

③前橋カトリック教会

⑥前橋カトリック教会20160620


〈※〉メモ:前橋の「市の木」は、「けやき」と「いちょう」(1975年〈昭和50年〉4月1日告示第62号)
 ご参考:埼玉県の木「けやき」。鴻巣市の木「けやき」。
    ・・・群馬県の木「くろまつ」。





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