「空也を尋ねて」 樋口修吉著「東京老舗の履歴書」・「老舗の履歴書Ⅰ」 -2-

2016/ 07/ 04
                 


 「アマゾン」で、中公文庫の「東京老舗の履歴書」の注文手配をした後に、単行本の「老舗の履歴書Ⅰ」(中央公論社発行)が、「アマゾン・古本」にも出ていることが判りました。

 両著とも「元黒門町の空也」が載っています。発行年月日の早い単行本の方を手元に置いておきたいという気持ちがまさり、文庫本を購入手配した当日に「東京老舗の履歴書」のキャンセル手続きを取りました。折り返し、「アマゾン」と発売元の書店から「キャンセル了承しました。」旨の返信メールが着信となりました。

 それでは、ということで改めて単行本の「老舗の履歴書Ⅰ」の購入手続きを取りました。

 それからちょっと経って単行本の「老舗の履歴書Ⅰ」が届きました。
 そして、またちょっと経ってから文庫本の「東京老舗の履歴書」が届きました。

 考えてみますに、それぞれの手続きが自動送信のシステムになっていて、仕組み同士の相互の関連性がリンクしていない結果、
それはそれ(キャンセル承りました)、これはこれ(申し越みの書籍の「発送のお知らせ」と「梱包発送」)という結果につながったのかなとちょっと思ってもみたりしました。結果としては、文庫本は送料も含めてたいした額でもなかったので、両方とも買うことにしました。

 そういえば思い出したことがあります。
 以前、「巴御前(一)・巴御前(二)・巴御前(三)」(松本利昭著.光文社時代小説文庫)の3冊1セットを「アマゾン」で注文したことがあったのですが、同じものがタイムラグして二つ届いたことがありました。
 後から届いた本も送料も含めてたいした額でもなかったので、先方にはクレームはつけませんでした。
 ですが、全く同じ本ですので、片一方の3冊1セットはパックされたママの状態になっています。
 振り返ってみますと、後から届いた方は、購入手続き完了の一歩手前までの手順はしたのですが、思い直してリターンの操作をして、最終的に買い物かごには入れませんでした。
 どこでどうしたかたちで「自動操作」されたか今以て、摩訶不可思議なことに変わりはありません。
 何れにせよ、前以てこれを買うと決めてから、手続き操作をすること。という鉄則を守れば、余分なものを買うことはないということを改めて思い知った次第です。
 皆さんも、書籍類に限らず「アマゾン」で物を買い求めるときは、事前に十分検討して、買うと決めてからワンパターンでの操作をすることをお奨めします。


 というようなことはさておきまして、樋口修吉が選んだ、単行本の「老舗の履歴書Ⅰ」・「老舗の履歴書Ⅱ」と、文庫本の「東京老舗の履歴書」の違いが、両者を見て判りましたので、ここに付記しておくことに致します。
 なお、単行本と文庫本のタイトルの違いを、作者は、「・・・原本は『老舗の履歴書』と"東京"がついていませんでしたが、私が取材したのはまさしく東京の老舗ばかりなので、文庫では改題することにしました。・・・」と記しています。

 もう一つの違いは、店舗の取り上げ数です。原本にはⅠとⅡがあり、合わせて十六の老舗を取り上げていますが、文庫化にあたり、簡潔に一冊にまとめるということになり、九の老舗となったと、作者は苦渋の選択の弁を文庫版の「はじめに」で述べています。
 それでは、その老舗の名前をページ順に載せてみることに致しましょう。

「老舗の履歴書Ⅰ」・三十間堀のボルドー、・旧木挽町八丁目の竹葉亭、・元黒門町の空也、・日本橋室町の山本海苔店、・旧米澤町三丁目の鳥安、・新富町の大野屋總本店、・銀座五丁目の壱番館洋服店、・谷中三崎坂のいせ辰。

老舗の履歴書 Ⅰ -2・2-
 著者樋口修吉 発行所中央公論社 1999年5月25日初版発行

「老舗の履歴書Ⅱ」・三田三丁目の大坂屋、・駒形の越後屋こまがたどぜう、・根岸芋坂の羽二重団子、・旧八官町の安房屋、・旧尾張町二丁目の銀座くのや、・神田須田町一丁目のまつや、・元銀座煉瓦街のギンザのサヱグサ、・旧日本橋瀬戸物町のにんべん。

「東京老舗の履歴書」:・三十間堀のボルドー、・旧木挽町八丁目の竹葉亭、・元黒門町の空也、・銀座五丁目の壱番館洋服店、・谷中三崎坂のいせ辰、・三田三丁目の大坂屋、・根岸芋坂の羽二重団子、・旧尾張町二丁目の銀座くのや、・神田須田町一丁目のまつや。

東京老舗の履歴書 中公文庫 -2-
 著者樋口修吉 発行所中央公論社 2001年5月25日初版発行


関連記事
スポンサーサイト
                 

コメント