「空也を尋ねて」林芙美子著 下町 -3-

2016/ 07/ 06
                 


  林芙美子の短篇小説「匂い菫」は、角川書店発行の「下町」に収められています。
 「解説」の冒頭に、《こゝに集めた諸篇は、昭和二十四、五年に属している。最後の「御室の櫻樹」などは、林芙美子の死ぬ前月、つまり二十六年の五月號の文春別冊にでたものだ。》とあります。「匂い菫」に関しては、《・・・「匂い菫」女主人公のつたは、たゞ生活の必要だけから、七十三歳の今村老人を旦那にして、既に四年を經過した。つたの方がはるかに若いのである。作品はつたの過去を、・・・》と書き連ねています。

 手元にあるのは文庫本です。

下町 林芙美子 角川文庫 初版本 ①
 下町 林芙美子著 角川文庫 昭和32年5月30日初版発行 発行所株式会社角川書店


あの当時の小説として、一般的にはまず「単行本」として発行され、その後に「文庫本」が世に出ています。

 この「下町」もてっきり単行本があるだろうと思い、あちこち検索してみましたが、一向にヒットしません。
 念のためと思い、国立国会図書館に収められている林芙美子の全著作を調べたところ、「下町」は文庫本のみが発行されているということが判りました。

記録も大切なことの一つですので、ここに載せておくことに致します。

・No.:21.
・資料種別:図書.
・タイトル:下町 : 他四篇.
・著者:林芙美子 著.
・出版者 / 出版年:角川書店、1957.
・シリーズ等:角川文庫.
・請求記号:913.6-H368d2.
・所蔵・申込み:全館の所蔵 Database Linker.



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