馬室埴輪窯跡

2016/ 07/ 23
                 

 馬室キャンプ体験広場の片隅に、馬室埴輪窯跡(まむろはにわかまあと)がありました。
 昭和9年(1934年)3月31日、埼玉県指定史跡に認定されています。
 この窯跡は古墳時代後期に造られたもので、埴輪を焼いていた期間は5世紀後半~6世紀末までの約120年間であったものと思われるとのことです。
 埼玉県教育委員会・鴻巣市教育委員会連名の、『馬室埴輪窯跡』の説明文には次の通り書かれています。

 《 古墳に埴輪を並べる風習は、古墳文化の中心地であった関西地方で生まれ、4~6世紀にわたって北海道を除く全国各地で盛んに行われました。
 埴輪には、円筒形、人物形、動物形、家形などだくさんの種類がありますが、その焼き方には大きく二つの方法があります。一つは、地面に浅い穴を掘って焚き火のように焼く野焼きで、日本では縄文土器が出現して以来の伝統的な技法です。もう一つは、馬室窯跡のように台地の斜面などを利用し、本格的なのぼり窯で焼く方法です。後者は5世紀の中頃に、朝鮮半島からわが国に伝わった新しい技術で、それが埴輪生産に導入されたものです。この窯を使って焼く方法は、一度に多量の良質な埴輪を焼くにはとても有効で、6世紀代に入ると関東地方でも広く普及しました。
 馬室埴輪窯跡は、昭和7年に初めて正式な発掘調査が行われ、古墳時代の埴輪生産の様子を知る上でとても貴重であることから、昭和9年に県指定史跡に指定されています。
 現在までに、保存地区周辺には10基以上の埴輪窯跡が確認され、台地上には埴輪工人(製作者)たちの集落も発見されています。このことから、工人集団のくらしを知る上でもたいへん重要な遺跡です。
 ここで生産された埴輪は、箕田(みだ)古墳群をはじめとした荒川流域の古墳へ運ばれていたものと考えられていますが、埴輪の焼いた期間は5世紀後半~6世紀末までの約120年間であったものと思われます。
  平成4年3月  》




①馬室埴輪窯跡史跡石碑
 埼玉県指定史跡:馬室埴輪窯跡


②馬室埴輪窯跡
 馬室埴輪窯跡

③馬室埴輪窯跡
馬室埴輪窯跡


④4号埴輪窯跡(南群)
  4号埴輪窯跡(南群)


⑤
 窯跡分布図


⑤埴輪生産の復元
 埴輪生産の復元





 「高齢者福祉センター白雲荘」(鴻巣市原馬室2917)を右手に見て、そのまま前進してちょっと先に、「馬室キャンプ体験広場」(鴻巣市原馬室2915-1)の駐車場に着きます。
 普段は地元の方の公園として利用されていますが、毎年4月1日から11月30日までの間、キャンプが体験できる広場として、市民に無料開放されています。
 敷地面積は、3,785平方メートルで、野外炊事場、トイレ、東屋(あずまや)、駐車場(5台)などの施設、設備が整っています。
 「鴻巣市生涯学習課生涯学習担当」作成の記事から、この施設の利用方法をみることに致しましょう。
 《馬室キャンプ体験広場は、青少年に身近な自然の中でキャンプ・野外レクリエーション等の体験をするための場所です。
 ◇利用対象者:市内在住の方または市内に通勤・通学する方
  • 中学生以下の利用の際は、指導者または保護者の引率が必要です。
  • 高校生のみの利用の際は、学校長へ届出の上、保護者の承諾書を添付してください。
 ◇利用方法:利用を希望する方は、教育委員会生涯学習課へ申込みをお願いいたします。
  使用許可書を発行いたしますので、必ず許可書を得た上でご利用ください。
 ◇無料備品貸出について:野外活動用品を無料で貸出しております。利用を希望される場合、利用申請の際に担当者にお申し付  けください。
  (注釈)貸出状況によっては、備品をお貸しできない場合がありますのでご了承ください。
 ◇貸出品一覧:
   ・三角テント 8人用:6張り 6人用:2張り 5人用:3張り
  ・なべ:8個
   ・はんごう:24個
   ・ 包丁:7丁
   ・まな板:10枚
   ・しゃもじ:10個
   ・なた:3丁
   ・シャベル:2個
  ・鉄板:5枚
   ・網:3枚
   ・ロストル 大:5個 小:5個 》






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