<移動式解体処理車>ジビエ振興に…長野で全国初の実証実験

2016/ 07/ 27
                 


《 ジビエが地域を元気にする 日本ジビエ振興協議会 

「ご挨拶:代表 藤木徳彦

日本の自然環境が激しく変化する中、山の生態系も変わり、鹿や猪をはじめとする野生動物が異常繁殖して 里山にまで生息域を広げた結果、田畑の作物が食い荒らされるという被害が各地で広がっています。

それら野生動物の個体数管理として狩猟や有害駆除が行われていますが、 一方で古くから狩猟で得た野生動物は尊い食材でもあり、 「獲った命は無駄なくいただき、人の命の糧としよう」という考えは世界共通のものであります。

フランス料理の料理人として、修業時代から山の恵み「ジビエ」と向き合ってきた立場から、 現在日本国が対峙しなければならない里山の深刻な状況を改善するために、 「食べる」という部分でサポートするべく活動を続けて参りましたところ、 志を同じくする仲間に巡り合い、2012年5月に「日本ジビエ振興協議会」を設立いたしました。

徐々に全国の皆様とのネットワークを築きつつ、地域資源を活用しながら、より良い自然環境を取り戻すため、 また野生動物との共生を実現するためにさまざまな活動をしてまいりましたが、より多くの自治体や企業、団体との連携を深め、課題解決に向けて更なる活動の強化を図るため、この度法人化し、「特定非営利活動法人日本ジビエ振興協議会」を設立いたしました。

今後も多くの皆様のご参画をお待ちしております。

平成26年7月25日
特定非営利活動法人日本ジビエ振興協議会 理事長 藤木徳彦 」 》



《 <移動式解体処理車>ジビエ振興に…長野で全国初の実証実験 ~毎日新聞 7月27日(水)11時1分配信 ~ 

 「捕獲した鹿などの野生鳥獣をすぐに解体処理してジビエ料理に活用するため、NPO法人日本ジビエ振興協議会(埼玉県)が「移動式解体処理車」を開発した。協議会は8月、全国初の処理車の実証実験を長野県内で始める。ジビエにするには新鮮なうちに処理する必要があるが、処理施設まで運ぶのに時間がかかるのが課題となっている。関係者は「ジビエ振興のきっかけになれば」と期待する。【巽賢司】

 協議会は25日、県庁で阿部守一知事ら関係者約120人に処理車をお披露目した。トヨタと協力して約3年かけ、開発した。

 2トントラックをベースに、後部のコンテナには捕獲した鳥獣をつり下げるレールや、肉を殺菌するナトリウム水を生成する装置、解体した肉の冷蔵室、解体時の汚水をためるタンクなどがあり、皮をはいだり内臓を取り出したりといった作業が可能だ。衛生面への配慮から、解体スペースから冷蔵室までの扉は自動で開閉。レールにつり下げた鳥獣を扉に手を触れず移動させられる。鹿ならば最大5頭を処理できる。

 県内でも野生鳥獣による農作物被害は問題化しているが、ジビエとしての活用は進んでいない。県によると、2015年度は鹿約3万5000頭が捕獲されたが、ジビエに活用されたのは5%程度にとどまる。野生鳥獣は捕獲から数時間以内に処理しなければ内臓の臭いなどが肉に移り、食用が難しくなる。このため、処理施設から遠い場所で捕獲した場合、食用を諦めるケースが多いという。

 茅野市の宿泊施設付きレストランのオーナーシェフでもある藤木徳彦・同協議会理事長が、迅速な処理のために処理車の開発をトヨタに提案。農林水産省の支援を受けた。富士見町の猟友会員有志でつくる富士見高原ファームが8~9月、試験的に導入し、有効性を確かめる。その後、全国で実証実験を続ける。販売開始時期は未定。1台約1600万円を想定しているという。

 藤木理事長は「衛生的で素早く解体処理できる。来年まで実証実験を繰り返し、理想の車に近づけたい」と話した。」 》


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