山村暮鳥  雲  あるとき

2016/ 08/ 05
                 


「雲  山村暮鳥」

おうい雲よ
ゆうゆうと
馬鹿にのんきさうぢやないか
どこまでゆくんだ
ずつと磐城平(いはきたひら)の方までゆくんか

(※)所収:現代日本名詩集 大成 3 発行所東京創元新社 昭和40年6月30日 四版

①セミの抜け殻20160805


「あるとき  山村暮鳥」

また蜩(ひぐらし)のなく頃となつた
かな かな
かな かな
どこかに
いい国があるんだ

(※)所収:日本詩人全集 13 発行所株式会社新潮社 昭和43年7月20日発行

②セミの抜け殻20160805


山村暮鳥は、明治17年(1884年)1月10日、群馬県西群馬郡棟高(むなだか)村〈現在高崎市〉に生まれました。
大正2年(1913年)、第一詩集『三人の処女』を、新声社より自費出版。大正4年(1915年)『聖三稜玻璃』(人魚詩社)、大正7年(1918年)『風は草木にささやいた』(白日社)、大正10年(1921年)『梢の巣にて』(洛陽堂)、それぞれの詩集を刊行。大正12年(1923年)、39歳の時に、童話集『鉄の靴』を内外出版社から刊行しています。没後、大正14年(1925年)詩集『雲』がイデア書院より、大正15年(1926年)詩集『月夜の牡丹』(花岡謙二編)が紅玉堂より、相次いで刊行されました。






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