スマートフォンをもっていないと・・・

2016/ 09/ 29
                 
 過日(2016年6月11日)、上京しました。

 当日のルートです。
 ①JR上野東京ライン上りに乗車。上野駅下車
 ②東京メトロ〈※〉日比谷線上野→築地
 ③都営地下鉄〈※〉大江戸線築地市場→両国(江戸東京博物館前)
 ④都営地下鉄両国→上野御徒町
 ⑤東京メトロ銀座線上野広小路→銀座
 ⑥東京メトロ千代田線日比谷→大手町
   ・・・   ・・・   ・・・
 ⑦東京メトロ大手町→東京
 ⑧JR上野東京ライン東京→高崎線直通下り

 当日の訪問先アドレスです。
 ①東京都中央区築地5-2-1 tel03-3541-9517
 ②東京都中央区築地4-10-17 tel03-6278-8194
 ③東京都墨田区横網1-4-1 tel:03-3626-9974
 ④東京都中央区銀座7-7-1 tel:03-3572-3888
 ⑤東京都中央区銀座7-6-15 tel:0120-401-001
 ⑥東京都千代田区大手町1-8-1 tel:03-3275-3445 

 当日はずい分とあちこち欲張って歩きました。
 そしていつも目的地に辿り着くまでに思うことがあります。
 行く途中の道筋に、ところばんちの表示がなかなか見つからなくて難儀することです。
 先日(9月10日)もそうでした。プリントアウトした地図をたよりにして地下鉄の駅から外に出たのですが、住所表示板がなかなかみつからないのです。
 結果としては、目の前のビルが目的地だったのですが、余分な時間がかかってしまいました。

  今は昔、一人でパリに行ったことがあります。
 街路ごとに名前がつけられていました。街々を散策する人々にとっては、とてもありがたいですね。そういえばこのとき、街中の映画館で「エマニエル夫人」(無修正版)〈※〉を一人ポツネンと見たことを思い出しました。
 何十年前は、スマートフォンなどという文明の利器などは思いもよらない時代でしたが、それでも、パリでは道に迷うということはありませんでした。
 (〈※〉本当のところを言いますと、この日に限ってホテルにめがねを置き忘れていたので、心残りの記憶の方が強かったのです。この当時の視力は、0.6ほどだったと思います。)

 2020年の東京はどうなっているのかな。

⑪銀座並木通り




日本へ観光に行ったフランスの友人たちの衝撃!

 【中村江里子 パリからあなたへ】

 この夏、何組かの友人ファミリーやカップルが日本へ観光に行きました。出掛ける前に「念願かなって!」と大喜びでしたが、帰国してからの興奮といったら、それはそれはすごいものでした。嬉(うれ)しいことに、日本に行ったことのある、あるいは住んだことのあるフランス人の友人たちは日本に恋をして戻ってきます。「日本はソフィスティケートされていて、人を尊重する美しい国」だと誰もが言います。フランスにはないものが日本にあり、日本にないものがフランスにあるので、お互いに惹(ひ)かれ合っているのだと思います。
 「エリコ、日本人はどうやって目的地にたどり着くの?」。友人たちからの質問です。「どういうこと?」。「だって……びっくりしたわ。日本には名前のない通りがあるのね。タクシーの運転手さんも、目的地を見つけられないことがあったわ」
 確かにフランス人にとっては衝撃だったはずです。なぜならフランスはすべての通りに名前があるからです。どんなに短い通りにも名前があります。表記は「番地+通り+区」となります。例えば「130 RUE SAINT-DOMINIQUE 75007(7区サンドミニク通り130番地)」です。75はパリ、その後に何区かが表示されます。20区であれば75020となります。今でこそスマートフォンで簡単に場所がわかりますが、スマホがなかった時も地図を見ながら目的地に容易にたどり着くことができました。

 通りの表記は、一般的な通りはRue(リュ)になります。Avenue(アヴェニュー)は並木のある大きな通り。Boulevard(ブルヴァード)は幅も広い大通り。番地はセーヌ川を起点としています。セーヌ川に近い方から番地が始まり、セーヌ川を背にして左側が奇数番地、右側が偶数番地で非常にわかりやすいのです。日本で道に迷った友人たちの話はよくわかりますし、細い裏道などは日本人でも迷いますよね。
 「道に迷ったので、通りかかった人に聞いたの。そうしたら、なんと目的地まで案内をしてくれたの!」。友人たちは日本でこういった体験をして感動し「もしフランスで日本人が困っていたら、恩返しに助けるわ」と言っていました。日本で道に迷って困った友人たちは、迷ったことで日本人の優しさを存分に感じたようです。
 ちなみにパリで一番短い通りは2区にあるRUE DES DEGRES(ドゥグレ通り)です。5メートルほどで階段14段だけですが、これが通りとなっています。一番長い通りは左岸の6区から15区にわたる全長4360メートルのRUE DE VAUGIRARD(ヴォウジラール通り)です。一つひとつの通りの名前にも意味があり、人名も多く使われています。
 通りの名前に関しては、また書かせていただきますね。
 次回は10月11日の配信を予定しています。

(文 フリー・アナウンサー 中村江里子 / 朝日新聞デジタル「&M」)





パリの写真  Photo de Paris

 パリ観光サイトです。定番のパリ観光地からマニアックな路地裏まで、パリの魅力を写真でご案内します。次回のパリ旅行の参考にご利用ください

〖三上功 / Kou Mikami  プロフィール|Profile
東京出身。慶應義塾大学文学部卒。
大学時代に写真撮影を始める。2007年、パリに一年間滞在して写真を制作。以後毎年パリへ出かけ、変化し続けるパリと変化しないパリを撮り続けている。他にパリを舞台にした小説を書いている。〗

≪パリ観光の写真|Photo of Paris≫

◇パリの通りを散策
このページではパリの通りをご案内します。パリの見どころは美しい観光地やショッピングだけではありません。何気ないパリの通りにこそパリの魅力はあります。世界一有名な大通りからパリで一番狭い抜け道まで。静かに歩くことでしか発見できない、パリの物語を見つけに行きませんか?

◇パリの通りの数と種類
パリに通りはいくつあるのでしょうか?現在パリの通りの数は5400ほどあるそうです。最も有名な通りはシャンゼリゼ大通りでしょう。それ以外に高級街として知られるサン・ジェルマン大通りや日本人の多いオペラ大通りなどがよく知られています。通りの名前は聖人や作家や政治家などの人名や歴史的な出来事のあった地名などが多いです(ウジェーヌ・アジェ通りなど)。通りには大きく分けてリュ(rue=一般的な通り)、ブールヴァール(boulevard=城壁跡に作られた大通り)、アヴェニュ(avenue=大きなモニュメントにつながる並木道)、パサージュ(passage=歩行者専用の抜け道)、アンパス(impasse=袋小路)があります。観光地はブールヴァールやアベニュに集まっており、静かな散策を好む人はパサージュやアンパスに行くといいでしょう。

◇パリの通り :全ての通りに名前がある
パリでは通りの全てに「・・・通り」という名前がついており、どんなに短い通りにも名前があります。そして墓地の中や大学の学生寮の中の通りにまで名前があります。これは日本と比較して考えると驚くべきことで、パリ市(フランス)の徹底した合理主義を感じさせられます。つまり「・・・通り・・・番」という情報だけあれば、パリのあらゆる場所に行くことができるのです。そして番地のつけ方にも厳格な法則があります。1番地は必ずひとつの通りが始まる最初の左角になっており、向かいの右角が2番地となり、その後は道の両側で偶数(右側)と奇数(左側)が続いていきます。通り名と番地の法則はパリ市内の全ての通りで踏襲されており、これはパリ散策の愛好家にとって非常に便利なことです。

パリの通りの表示板⑤ -

◇パリの通り :お土産にも人気!パリの通りの表示板
各通りには必ずその名前を示す表示板(plaque indicatrice de rue)が建物の壁につけられているのもパリ(フランス)の特徴。通りの表示板は琺瑯が引かれた鉄板(あるいはブリキ板)ででき、濃い緑色の枠で縁取られた鮮やかな紺色地の上に白字で通りの名前が書かれています。屋根のような部分に書かれているのはパリの区(arrondissement)です。大きさはほぼ決まっていて、通り名の文字の長さで実際の寸法が決まります。表示する場所はその通りの角に位置する建物の壁で、地上から2m~2m50cmのところに設置されます。通りによっては建物の壁だけでなく、通りに看板として立てられていることもあります。

◇パリの通り
現在パリの街路の設置された表示板の数は約8万あるといわれています。最近ではこの表示板がパリを象徴するものとして人気で、盗まれることもあるそうです。パリのお土産屋さんには通りの表示板を模した模型や関連グッズも売られています。

かつては通りの表示が鉄板(ブリキ板)ではなく、直接建物の壁に彫られていました。石の建物が多いため、そのような表示が可能でした。この石彫りの表示(plaque gravee)は都市開発の影響でほとんどが現在の鉄板に変えられてしまいましたが、古都保存委員会や熱心な一般市民による努力で、今でもパリの一部の通りに残っています。

パリの通りの表示板⑥

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