MUCCHNがいない

2013/ 12/ 28
                 
 外に雪が残っていたある日

 先程まで居間で一緒に寛いでいたMUCCHNの姿が、見えないのです。
 
 長閑な休日の午後、私たちは、彼が我が家の住人になる前のことを話していました。
 当然のこととはいえ、その話の中には、MUCCHNのMの字も出てきません。
 そうなんです、彼の存在のことは、三人がいた空間の中でこれっぽっちも出ていなかったのです。

 ふと、私たちの会話が途切れたのは、彼がいつのまにか姿を消しているからでした。


 MUCCHNどこにいるの?・・・と、1階と2階を探しましたけれど、見つかりません。もしやと思い、家の外に出ましたところ、太陽の光が当たらない物置入れの陰に身を隠して、丸くうずくまっていました。
 ブルブルと体を小刻みにして、寒いよとでもいうように震えているのです。
 

 家の子になってから、どれほど経った時のことだったでしょうか。




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