京都のおばんざい

2014/ 02/ 02
                 
 あれは、いつ頃のことだったでしょうか。安曇野の木漏れ日の道を通ってゆくと、食事処が目に入ってきました。
 以前から、散策の折りに気にかかっていたお店です。
 信州で「おばんざい」でもなかろうと思っていたのですが、宏有さんのリクエストもありましたので入ってみました。
 「おばんざいって、どういう意味ですか?」と、お品書きをみたときに伺ったことを思いだしました。
 「京都の家庭料理ですよ」という答えが返ってきました。
 「京の漬物」もその素材の一つととのことです。

 その後、同じ道を通ったときに目にしたのは、建物だけが林の中に佇んでいるばかりの光景でした。


安曇野② 安曇野①




おばんざいとは  京町家意匠会議 藤田、高橋、羽津、吉竹、吉井

おばんざいとは京都の常の日のお惣菜のこと。
旬の素材、手近な食材を、手間をかけずに使い切る献立の数々。
日持ちがしない料理は、食べ残しの出ない分量だけ作り、あともの足りない分は作り置きの出来る常備菜でまかなう。
無駄なお金も時間も労力もかけんと、ゴミも少ししか出さない、超合理的な伝統の家庭料理。
電気冷蔵庫が今程普及していない時代、京都では、これらはごくあたりまえの調理法でした。

蕪の千枚漬けもどき 蕪の皮と葉の一夜漬け―蕪の皮も葉っぱもおいしくいただけます。残った昆布も塩昆布に。 茶がらの佃煮 ―NHKで放映。大好評のレシピ。酒肴、ふりかけ用の常備菜。

常の日は質素に暮らし、晴の日こそは、手によりかけて御馳走を作るけれど、お客様には仕出し屋はんからの御料理で・・・この方がかえって安上りで、うちの恥も見せずに済むという先人の教え。以上の事をふまえて、今の一見豊かな食生活を見直してみるに、食材のマイレージ(遠い外国からの輸入)値、賞味期限の過敏反応を含めての食品の廃棄量、脂質等の過食による病人数等は増加、上昇、孤食による心と体と経済面の問題点も多過ぎます。京都のあたりまえで少しでも改善出来ればと、お粗末ながら京のおばんざいのレシピをお届けさせて頂きます。




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