「ホン」との出会い

2014/ 05/ 18
                 
 ブラジルに行くのに、直航便はありませんでした。
 そのフライトの隣の席に座っていた男性から、「道中長いですから」と、読むことをすすめられたのが、「三毛猫ホームズシリーズ」でした。
 その方は、広島市に住む牧師さんでした。
 ブラジルでは、殆どがカソリックで、プロテスタントは5㌫にも満たないとおっしゃっていました。

 「赤川次郎の作品は、読んだことがないです。」と、私が答えましたら、彼は、「エッ、ホントウニ!?」と、驚いていました。
 いつのまにか、三冊を読了。「エッ、もう読み終わったの?!」と、本を返してもらうときに、彼は、またまたビックリしていました。

 それからというもの、読みやすいということも手伝ってか、どんどん買い求めました。
 どんどんどんどんというように、どんどんどんどん読んでいきました。
 
 どのくらいの高さで積み上げられたのでしょうか。再読する本はありませんでしたので、数回まとめて手放しました。
 読んだ中の一冊の数行の言葉が今でも記憶に残っています。
 税務官との税金のことでのやりとりです。赤川次郎という名をもとにしているが、全ての作品が同一人物のものではない。数人(或る文学賞で候補作となった作家4などが集まったところに端を発し…)で、作品を書き上げているので、私の印税は、私の持ち分の額となるはずだから、それに相応する税金となるはずだ。・・・というようなシーンです。
 それぞれのシリーズを思い起こしてみると、作風というか、スタイル、趣きがかなり異なることに気づいた読者もいらしゃることでしょう。
 

 広島にお住いの牧師さん、ご健在のことと思います。
 再会したい方のお一人です。


 ・赤川次郎(1948年2月29日- )は本名。


追補
・受賞歴
  1976年 - 「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞
  1980年 - 『悪妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞
  2006年 - 第9回日本ミステリー文学大賞



 
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