「本」とのであい

2014/ 05/ 19
                 
 「眠る前に何か読みやすい本ない?」と、従弟のHちゃんに声をかけたら、この本を持ってきてくれました。
 「およね平吉時穴の道行」。
 「誰が書いたの?」と、聞いたら、「はんむらりょう」という返事。
 「ハンムラリョウ?」と聞き返したら、「知らないの!?」と、彼。

 K家には、東京時代、日帰りや泊まり込みで遊びに行きました。
 「半村良」の小説と出会ったのは、目黒の家のときではなく、転居して玉川学園に居を構えてからのことです。
 恥ずかしながら、このときまで半村良という作家の名前は存じ上げませんでした。

 それから、折に触れて本屋の棚においてある半村良作品を手に取りました。
 半村作品もそこそこ60~70冊ほどたまったので、田舎の家の本棚に置かしてもらうことにしました。

 帰省して泊まった或る日のこと、「お父さんが読み始めたよ」と、母が教えてくれました。
 父の手元に置いてある書籍の類は、「会津八一に関する書物や拓本など」、「和算に関する書物」、「山口薫などの美術書」などが、そのだいぶをしめていましたので、半村小説を読んでいることに、少々ビックリしました。
 週刊新潮や文芸春秋なども、父の枕元にいつも置いてありました。
 新聞は全国紙と地方紙をずーっと購読していました。 活字に目を通すということは、父も母も日課にしていました。


 ・半村良 (1933年10月27日-2002年3月4日)
 本名:清野平太郎(きよのへいたろう)
 
追補
・「およね平吉時穴の道行」:NHKテレビ(1977年)で放映。

・受賞歴
1962年 第2回SFコンテストに入選(「収穫」)
1972年 第3回星雲賞(日本長編部門)受賞 (『石の血脈』)
1973年 第1回泉鏡花文学賞 受賞。(『産霊山秘録』)
1975年 第72回直木賞 受賞 (『雨やどり』)
1988年 第9回日本SF大賞 受賞 (『岬一郎の抵抗』)
1993年 第6回柴田錬三郎賞 受賞 (『かかし長屋』)




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