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きみは32歳 きみとともに歩んだ12年に一日足りない日々

2018/ 12/ 06
                 

 12月6日は、きみの誕生日。
 いまから32年前、わたしたちは鴻巣に初めて自宅を持ちました。
 きみの誕生日と同じ日の、1986年12月6日のことです。

 1988年6月4日、きみはわがやの住人になりました。
 30年と半年前のことです。
 我が家に来るまでのきみの人生、わたしたちは知るべくもありません。

 誰かが助けないと、生命の火が消える。
 (「庭のある家」の我が家に白羽の矢が立ち)
 家人の姉が、きみの命を救いました。
 2週間獣医さんのもとで過ごしてから、私たちの前に姿を現したきみ。

開口一番のお仲人口、「なさけなくって、かわいいでしょう。」
両耳は垂れ、やせほそり、弱弱しく、肌がみえるほどに毛はほとんど生えていなかったきみ。

うんともすんとも意思表示しない、一切無言だったきみ。

ワンとひとこと吠えたのは、我が家に来てからどれくらい経ってからだったでしょうか。

 後日、(栄養失調のせいで)片方の目が見えないと獣医さんに教えられてはいましたが、きみはそんなことに臆することなく、日々、健康をとりもどしていきました。

 きみはともだちに恵まれました。
 わたしたちも、きみのおかげで、大勢の犬ともの皆さんに出会うことが出来ました。
 一日二回の散歩、わたしたちもいつのまにか健康な日々をおくるようになっていたのです。
 

2000年6月3日、きみは永眠。
12年に一日足りない日々を、わたしたちは家族として過ごしました。

 ありがとうMUCCHAN 。
 あれから18年と6か月3日。


  mucchan -在りし日



  きみはいつも私たちの身近にいます。


                 
        

管啓次郎 犬のパピルス リフレイン そしてリフレイン

2018/ 12/ 05
                 

 犬のパピルス


子どものころ犬を飼っていた
名前はパピルス、虎毛
どこへでもついてきた
春先には黒い土に
うっすらつもる雪をふむ
耳がちぎれそうに冷たい風が吹く
大声で「えっとうたいだ」と叫ぶと
パピルスがおもしろそうな顔で見た
耳は狼のように立ち
尾は竜巻のように巻き
目は光のように鋭い
パピルスは半世紀前フィラリアで死んだ。
昨年の夏タイの古都アユタヤで
歩き疲れて木陰ですわっていると
黄土色の犬がおとなしくやってきて
ちょこんとそばにすわった
鼻面がすっきりと黒い
耳のうしろを掻いてやると
笑うように目をほそめた
「パピルス」と声をかけると
ものうげにゆっくりと尾をふった。


   待っているよ、きみを
   あの山のふもとで
   きみがその頂きをめざすとき
   ぼくもついていく
   ぼくはパピルス
   きみの心にあって
   きみが忘れたすべてを
   ぼくが覚えておくよ



 管 啓次郎(すが けいじろう)
 


                 
        

MUCCHANとの初めての信州3泊4日の旅 ペンション青い鳥

2018/ 09/ 06
                 

 じゅんこさん
 いかがお過ごしですか
 
 MUCCHANがじゅんこさんに一目惚れしたように、MUCCHANは青い鳥のオーナーご夫妻を心の底から敬愛していました。
 ある年のある晩、団らん部屋の絨毯の上で、MUCCHANがスヤスヤと寝息をたてているとき、ご主人がMUCCHANをそっと撫でても、彼は目を開けるでもなく、そのままご主人の愛撫に身を任せていました。


 MUCCHANが初めて外泊したペンションが青い鳥でした。
 初対面ということで、ご主人に三人一緒に撮ってもらった写真は今も大切に手元にとってあります。



                 
        

MUCCHANとの初めての信州3泊4日の旅

2018/ 08/ 23
                 

 昭和から平成に変わった年の1989年8月、3人では初めてのお泊り旅行にでかけました。
 行先は信州です。
 MUCCHANは甲斐犬とシェパードとのミックス犬です。
 彼が我が家の住人になったのが、1歳半になった年の1988年6月4日(土)でした。
 
 8月16日(水)、自宅から関越自動車道の東松山ICに入り、藤岡ICを降りて、一路信州に向かうというルートを辿りました。
(上信越自動車道の、藤岡ICと佐久ICの間が開通したのが1993年です。)
 国道254号線のルートから、上州の富岡、安中に入ります。そして信州の中込、浅科、望月、立科を経由して、平井寺トンネルを通って古安曽に。
 龍光院で昼食(山菜膳・予約)をとり、前山寺へ。三重塔(国の重要文化財)を観た後で、知る人ぞ知る「くるみおはぎ」(予約)を頂きました。

 歴史の深い塩田平のルートは、更に塩田城跡、安楽寺(国宝八角三重塔)、大宝寺(見返りの塔〈国宝三重塔〉)、を観て、修那羅峠の石仏群まで足を延ばしました。

 修那羅峠でそこそこ歩いたのちに、今夜の宿泊地に向かいました。
 松本街道を使い、上田、真田、菅平口、菅平、そして、峰の原ペンション村へと急ぎます。

 1泊目は、ペンション青い鳥です。
 今度の旅行に出かける前に、ペットと泊まれるペンションの本を数冊買いました。
 犬と泊まれるペンションが一番多かったところが、信州の峰の原ペンション村でした。
 私たち二人が結婚前に、何回か信州で出会っていたということもあり、行く先に信州を選ぶことは自然の成り行きでもあったのでしょう。

――― ツヅク ―――


                 
        

中井貴一 サラメシ シシ鍋 カモシカ MUCCHAN

2018/ 07/ 10
                 
 7月10日、中井貴一の「サラメシ」。
 害獣駆除は、一年中できるのだそうです。 私はてっきり、11月15日からの狩猟解禁日にならないと、猟銃で鳥獣を獲ることができないとばかり思っていました。
 放送されていたのが、山中のシカ狩りの様子でした。
 猟師さんたちの「サラメシ」は、シシ鍋でした。天然シイタケや、玉ネギ、大根、ネギ、白菜などの野菜を、イノシシの肉と一緒に鍋に入れて煮込みます。味付けの基本は赤だし味噌でした。

 MUCCHANとの信州の在りし日を思い出しました。
 林道の曲がり角でした。突如、私の目の前に、カモシカが現れ出(い)でました。
 私も吃驚仰天したのは当然ですが、カモシカさんも私以上に驚き慌てふためいたようです。踵を返して脱兎のごとく、急な斜面を駆け下りていきました。
 MUCCHANはというと、私のかなり後方にいて、獣の臭いを嗅いでいるような仕草をしていて、私たちの偶然の巡り会わせに気が付いていませんでした。
 追い風でよかったですね。もし、彼が気づいていたら、逃げ去っていくカモシカをとことん、追いかけて行ってしまったことでしょう。