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追憶 5月の雪原 MUCCHAN

2019/ 02/ 28
                 
  雪の玉原高原

 きみは問う瞳奥彼に何故来ぬと
 雪の玉原留守番の人 


4 mucchan 雪の日
                 
        

追憶 玉原高原 MUCCHAN

2019/ 02/ 21
                 
 5月の玉原高原


 きみ嬉し雪に戯れ誘う声
 玉原の原在りし日のきみ


 3 mucchan 雪の日
                 
        

追憶 犬されど犬 MUCCHAN HAPPY

2019/ 02/ 18
                 
 平成2年(1990年)1月18日

ハッピーと出会う雪の日嬉しきみ
今何語る追憶の日々

 1 mucchan 雪の日

                 
        

きみは32歳 きみとともに歩んだ12年に一日足りない日々

2018/ 12/ 06
                 

 12月6日は、きみの誕生日。
 いまから32年前、わたしたちは鴻巣に初めて自宅を持ちました。
 きみの誕生日と同じ日の、1986年12月6日のことです。

 1988年6月4日、きみはわがやの住人になりました。
 30年と半年前のことです。
 我が家に来るまでのきみの人生、わたしたちは知るべくもありません。

 誰かが助けないと、生命の火が消える。
 (「庭のある家」の我が家に白羽の矢が立ち)
 家人の姉が、きみの命を救いました。
 2週間獣医さんのもとで過ごしてから、私たちの前に姿を現したきみ。

開口一番のお仲人口、「なさけなくって、かわいいでしょう。」
両耳は垂れ、やせほそり、弱弱しく、肌がみえるほどに毛はほとんど生えていなかったきみ。

うんともすんとも意思表示しない、一切無言だったきみ。

ワンとひとこと吠えたのは、我が家に来てからどれくらい経ってからだったでしょうか。

 後日、(栄養失調のせいで)片方の目が見えないと獣医さんに教えられてはいましたが、きみはそんなことに臆することなく、日々、健康をとりもどしていきました。

 きみはともだちに恵まれました。
 わたしたちも、きみのおかげで、大勢の犬ともの皆さんに出会うことが出来ました。
 一日二回の散歩、わたしたちもいつのまにか健康な日々をおくるようになっていたのです。
 

2000年6月3日、きみは永眠。
12年に一日足りない日々を、わたしたちは家族として過ごしました。

 ありがとうMUCCHAN 。
 あれから18年と6か月3日。


  mucchan -在りし日



  きみはいつも私たちの身近にいます。


                 
        

管啓次郎 犬のパピルス リフレイン そしてリフレイン

2018/ 12/ 05
                 

 犬のパピルス


子どものころ犬を飼っていた
名前はパピルス、虎毛
どこへでもついてきた
春先には黒い土に
うっすらつもる雪をふむ
耳がちぎれそうに冷たい風が吹く
大声で「えっとうたいだ」と叫ぶと
パピルスがおもしろそうな顔で見た
耳は狼のように立ち
尾は竜巻のように巻き
目は光のように鋭い
パピルスは半世紀前フィラリアで死んだ。
昨年の夏タイの古都アユタヤで
歩き疲れて木陰ですわっていると
黄土色の犬がおとなしくやってきて
ちょこんとそばにすわった
鼻面がすっきりと黒い
耳のうしろを掻いてやると
笑うように目をほそめた
「パピルス」と声をかけると
ものうげにゆっくりと尾をふった。


   待っているよ、きみを
   あの山のふもとで
   きみがその頂きをめざすとき
   ぼくもついていく
   ぼくはパピルス
   きみの心にあって
   きみが忘れたすべてを
   ぼくが覚えておくよ



 管 啓次郎(すが けいじろう)