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雲 高村光太郎

2020/ 10/ 18
                 

 光太郎智恵子を映すかげ光


 20201018雲1


 高村光太郎の詩集「智恵子抄」は、昭和16年(1941年)8月に、龍星閣から刊行されています。
 ここに載せた詩「雲」は、それから5年後の昭和21年(1946年)に発表〈6月14日作詩、「週刊少国民」7月号掲載〉されました。
 智恵子との在りし日を胸の奥に秘めながら、戦後間もない日本の復興に思いを馳せる光太郎の心が、雲の流れに投影していたのかも知れません。



     高村光太郎

あの雲を見たまへ。
地面からたつ水蒸気の冷えてできた
小さな、小さな水玉の集団があの空だ。
大空のあそこからあそこまで、
何といふ大きなかたまりだらう。
なんといふりっぱさだらう。
見てゐるうちに形をかへて
ぐんぐんと進んでゆく。
太陽に色どられた空中のパレット、
光とかげとの運動會。
雲には雲の規律があり、
山にかかる形や位置まで
ちゃんと天氣の豫報をする。
小さな、小さな水玉が
あんなに大きな力を出す、
あの雲を見たまへ、
雲はいいなあ。
おもしろいなあ。

                 
        

このところの雲

2020/ 09/ 11
                 

雲を見る九月の空か夏残る


20200909雲3

 
 この写真を撮ったちょっと前に、ヘリコプターが3機並んで、雲と雲の間に向かって飛んでいました。
 慌ててカメラを手にもって2階に駆け上がったのですが、当然のことではありますが、時すでに遅し。空に浮かぶのは雲ばかりでありました。

 いつになったら涼しくなるのでしょうか。
 そうはいっても、秋の虫は鳴き始めましたね。


                 
        

雲 2014年5月22日

2014/ 05/ 22
                 
 世界一のタワー、東京スカイツリー(タウン)が、本日、5月22日、開業2周年を迎えました。

 マイブログも、同じ日にスタートしました。いつの間にか2年経っているのですね。

 きょうの雲。
 既にそこそこの夕方になっているという時刻なのに、勢いのある雲で、わずかな時間の中で、どんどん姿かたちを変えていきます。
 5月のこんな雲は初めてみました。
 

雲①

雲②

雲④

雲⑤

雲⑥

雲⑦

雲⑧

                 
        

雲 桃子

2013/ 10/ 04
                 
 「田村信子」が「ノンちやん」の本名です。二年生になり、あさつてから級長(きゆうちよう)です。

 「鰐淵晴子」が映画で「ノンちやん」を演じていました。いつの頃のキネマだつたでせうか。

 

石井桃子 ノンちゃん 雲に乗る  雲に乗つてきた人へ――

ある春の朝

雲の上

ノンちやんのお話
 1 ノンちやんの家
 2 おとうさん
 3 おかあさん
 4 おかあさんつづき――にいちやんのよくばり
 5 にいちやん――にいちやんのあだ名
 6 にいちやんつづき――にいちやんぶたれる
 7 にいちやんつづき――にいちやんのいじわる
 8 にいちやんつづき――にいちやんとエス、にいちやんのうそつき
 9 ノンちやんのある日

おじいさんのお話
 1 ある日のにいちやん
 2 ハナ子ちやんの冒険(ぼうけん)

小雲に乗つて

家へ

それから

 あとがき

 装幀 挿絵 桂(かつら)ユキ子


 
 石井桃子さんのこと 吉田甲子太郎(よしだきねたろう)

 石井さんは心のきれいな人である。わたくしは、石井さんほど清らかな心をもっている人に、これまで、あまり会ったことがない。「ノンちやん雲に乗る」には、その心の美しさが、そつくりそのまま出ている。だから、この物語(ものがたり)は美しいのである。
 石井さんは本屋から頼まれて「ノンちやん雲に乗る」を書いたのではない。まつたく書きたいから書いたまでのことである。締切(しめきり)もなく、枚数の制限(せいげん)もなく、自分が書きたいとおりに、時間をかけて、ゆつくり書いたのである。だから、この物語(ものがたり)はりつぱな文学になっているのである。
 「ノンちやん雲に乗る」は戦後はじめて本になつたのだが、じつは、石井さんがこれを書いたのは戦争のさいちゆうだつた。あのはげしい空気のなかで、こんなにあたたかい、愛にみちた作品を書くことができたのは、石井さんが、どんなときにも、子どもたちのことを忘れない人であるからだと思う。



石井桃子さんは、昭和26年に、「ノンちゃん雲に乗る」で文部大臣賞を受賞されました。



ノンちゃん雲に乗る ノンちゃん雲に乗る 奥付
「ノンちゃん雲に乗る」 著者石井桃子 発行所株式会社光文社 発行昭和26年4月25日 定價220圓







                 
        

雲 直子

2013/ 10/ 02
                 

 「雲」という言葉が出てくるいろいろな詩があります。
 その一つ、『雲は雲のままに流れ』。



工藤直子 雲は雲のままに流れ

雲は雲のままに流れ
海は海のままに浮かび
それを見つめる 一つの目があれば
地球は おだやかに まるくなる