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早坂曉 花へんろ 風の巻

2020/ 07/ 01
                 

 1円と送料別で初版本早坂曉花へんろ


 美麗、迅速。いうことなしの『花へんろ 風の巻』。
 早坂曉著作の中古本13冊を注文して、イの一番に届いたのがこの初版本でした。

 2-1 花へんろ 風の巻.j

 花へんろの題字は、本人によるものです。


                 
        

遠藤周作 『影に対して』 三田文学夏季号に掲載

2020/ 06/ 30
                 

 フーガ対位母なるものに何求む愛(アガペー)の影に自らを刻む

 死海のほとり.j


 『沈黙』と『深い河』の二冊が、生前の本人の遺言で棺に入れられています。
 遠藤周作死後のひところ、『死海のほとり』が何故に彼をして棺の中にという遺言がなされなかったのかというテーマアップされた文章が散見されていました。
先日、その文庫本が勉強部屋の棚に置いてあるのを見つけました。家人が数々読んだ本の中の一冊です。
 氏の未発表作品『影に対して』が、次に発刊される「三田文学」に掲載される予定ということが判りましたので、その前に読み通すことにしました。

 未発表作品は、遠藤文学の最大のテーマである「母」について、早い時期に向き合って書かれた自伝的小説だとのことです。
 宗教的な、キリスト教的な要素は入っていないような小説であるように〈今のところ〉思っています。

  遠藤文学のキリスト教感の底辺に潜んでいるであろうと思われる「父性原理」から「母性原理」へと辿っていく心の変遷が、『沈黙』から『死海のほとり』へと落とし込まれていく経過した時間の中に、フーガのように対位的に捉えたものが浮かび上がってくるのとはおのずから異なるのではありますが、氏の心の襞の一端を伺い知ることとなるのではないかなどと想像を膨らましているところです。

遠藤周作の愛〈アガペー〉の発見の旅、言い換えれば、〈p352〉人間の苦悩と痛みと弱さとを、そのままゆるし包みこんでくれると、解説に曰く、すぐれて「母なるもの」のやさしさを示していることと、母をテーマにした自伝的な小説とが、どこかでリンクしていくのか、はてまたメビウスの輪のように解くことに命題をおかない物語となっているのか、7月10日発売予定の三田文学夏季号が待ち遠しい限りです。


                 
        

影をなくした男 影なき男

2020/ 06/ 24
                 

 影なきは曇天のもと日々疎し

 影踏みに遊び戯れ日は落ちて


 2影なき男 - コ


段ボール箱の中に入っていたのは『影なき男』〈ダシール・ハメット著.小鷹信光訳.ハヤカワ文庫.〉でした。

 ブック・オフに出した38冊が1,000円丁度でしたので、使い道をあれこれ考えました。
 アマゾンで検索した『影をなくした男』。〈アーデルベルト・フォン・シャミッソー著.池内紀訳.岩波文庫.〉は、送料込みで572円でしたので、これにあてがうことにしました。

  1 影をなくした男 -


 シャミッソーは『影をなくした男』の物語が世に出た当時、「影とは何ですか?」と、多くの読者から問われたそうです。
 1834年に発行された時のこの物語のタイトルは『ペーター・シュレミール』でしたが、その第三版の序詩の中に、彼はわざわざこう書いていました。
 ・・・
 ぼくは生まれついての影をもっている
 自分の影をなくしたりはしなかった
 ・・・


                 
        

BOOK‐off 百数十冊の行方

2020/ 06/ 23
                 

 38冊きっちり千円買取に百冊戻る資源回収

 33 百冊


『リーリーとシンシン』の買取価格が350円、『過激な隠遁』が150円。
ネットで、BOOK‐offを検索しましたところ、
『リーリーとシンシン』〈中国パンダ保護研究センター・日本パンダ保護協会編.二見書房刊〉 ※在庫なし:1400円と表示されていました。
それでは、『過激な隠遁 -高島野太郎評伝-』〈川崎浹著.求龍堂刊〉と検索したところ、 ※在庫1冊:750円となっていました。

 その他、買い取った本でタイトルが印字されていたのは、次の通りでした。
『流』¥30、『真夜中の太陽』¥40、『真昼の星空』¥30、『翻訳家という楽天家たち』¥40、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』¥30、『「いつものパン」があなたを殺す』¥30、『ジョコビッチの生まれ変わる食事』¥50.


                 
        

文藝春秋背表紙 かく語る・・・

2020/ 06/ 21
                 

 かにかくに背表紙語る肉声か

 7文藝春秋10冊


 ご存じ文藝春秋。
とっておこうと思って手元に残っているのが10冊。
雑誌も本も書籍類は嵩張りますし、重いです。
 思い切っての断捨離断行といきますか。


◇「文藝春秋」月刊誌

 ・特別掲載 天皇陛下 御執筆原稿 1999年10月
    〈平成11年10月特別号〉

 ・皇后美智子さま 51人の証言 2003年11月
    〈ご婚約から45年…私が見た素顔の皇后〉

 ・大研究 昭和の陸軍「文藝春秋85周年」2007年6月
    〈なぜ国家を破滅させたのか〉

 ・総力特集 昭和の海軍 「文藝春秋85周年」 2007年8月
     〈エリート集団の栄光と失墜〉

 ・帝国海軍vs米国海軍 「文藝春秋85周年」 2007年11月
     〈日本はなぜ米国に勝てないのか〉

 ・決定版 零戦と戦艦大和 2008年6月
     〈世界最高兵器の栄光と悲惨〉

 ・総力特集 新・東京裁判 2008年10月
     〈決断しないリーダー、暴走する組織〉

 ・総力取材 秋篠宮が天皇になる日 2009年2月
    〈皇室の危機に浮上する皇位継承ナンバー2〉

 ・ご成婚50周年 ドキュメント 美智子妃誕生 2009年5月
〈ご成婚50周年記念 文藝春秋に見る美智子さま 「文藝春秋五月号特別付録」


◇単行本「文藝春秋90週年記念」平成25年4月1日発行
 ・日本が震えた皇室の肉声 
   〈皇族・側近はこんなに「文藝春秋」で語っていた〉