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春の詩 中也

2015/ 03/ 10
                 
 中原中也 『吹く風を心の友と』
   《「日本の詩集10 中原中也詩集〈未刊詩篇〉昭和43年2月10日初版発行 発行所角川書店》 


 
吹く風を心の友と
口笛に心まぎらはし
私がげんげ田を歩いてゐた十五の春は
煙のやうに、野羊(やぎ)のやうに、パルプのように、

とんで行って、もう今頃は、
どこか遠い別の世界で花咲いてゐるであらうか
耳を澄(す)ますと
げんげの色のやうにはぢらひながら遠く聞こえる

あれは、十五の春の遠い音信なのだらうか
滲(にじ)むやうに、日が暮れても空のどこかに
あの日の昼のまゝに
あの時が、あの時の物音が経過しつつあるやうに思はれる

それが何処か?――とにかく僕に其処にゆけたらなあ……
心一杯に懺悔(ざんげ)して、
恕(ゆる)されたといふ気持の中に、再び生きて、
僕は努力家になろうと思ふんだ――




111パンジーハウス20150310
 〈パンジーハウス2015年3月10日撮影〉


                 
        

コチョウラン

2015/ 03/ 10
                 
 パンジーハウス(鴻巣市寺谷165-3.☏048-596-8122)のお雛様飾りは、3月15日の日曜日までみることができます。
 花に彩られた等身大ひな人形の写真を今日も撮ってきました。

 コチョウランがとても綺麗に優雅に咲いていました。
 色とりどりのそれぞれが、品性、奥ゆかしさ、申し分ない花の風情です。

 
《コチョウランの花言葉》
・コチョウラン全般:「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」
・白いコチョウラン:「清純」
・ピンクのコチョウラン:「あなたを愛しています」

コチョウラン白①

コチョウラン白②

コチョウラン白③

コチョウランピンク④

コチョウランピンク⑤

コチョウランピンク⑥

コチョウラン薄緑⑦


《コチョウランを育てる》
<植え替え>
 適期は5~7月。2~3年に1回。
 水ゴケが黒っぽくなったり、傷んできたら行います。
 根っこが鉢の外に伸びまくっている時は、元気に成長している証拠なので、しなくてOK。
 通気性の良い素焼きの鉢が適しています。
<肥料>
 与える時期は6月~10月。
 ラン用の液体肥料を与えます。
 春早く伸びてきた根には充分気温が上がる5月から。
 5月に入っても新しい根が生えてこなかったら与えてはいけません。
 夏以降もリン酸が多めのものを与えると花つきが良くなります。



                 
        

春の詩 俊太郎

2015/ 03/ 10
                 

 谷川俊太郎の詩『春に』は、中学校の国語教科書に載っています。東京書籍では1年の、光村図書では2年の教科書におさめられています。


谷川俊太郎 『春に』           

 
この気もちはなんだろう
目に見えないエネルギーの流れが
大地からあしのうらを伝わって
ぼくの腹へ胸へそうしてのどへ
声にならないさけびとなってこみあげる
この気もちはなんだろう
枝の先のふくらんだ新芽が心をつつく
よろこびだ しかしかなしみでもある
いらだちだ しかもやすらぎがある
あこがれだ そしていかりがかくれている
心のダムにせきとめられ
よどみ渦まきせめぎあい
いまあふれようとする
この気もちはなんだろう
あの空のあの青に手をひたしたい
まだ会ったことのないすべての人と
会ってみたい話してみたい
あしたとあさってが一度にくるといい
ぼくはもどかしい
地平線のかなたヘと歩きつづけたい
そのくせこの草の上でじっとしていたい
大声でだれかを呼びたい
そのくせひとりで黙っていたい
この気もちはなんだろう





                 
        

春の詩 直子

2015/ 03/ 10
                 
 工藤直子 『おしらせ』うさぎふたご
  〈「野原はうたう」より〉

みみのさきの
すべすべ やわらかいところが
いちばんさきに
はるになります

それから
しばらくして
のはらじゅうが
はるになります


20150310-2-白椿
 <庭の白椿-2015年3月10日撮影->


                 
        

春の詩 直子

2015/ 03/ 10
                 
  工藤直子 『ねがいごと』  たんぽぽはるか
  〈「野原はうたう」より〉
           

    
     あいたくて
    
    あいたくて
    
    あいたくて  

    あいたくて・・・
   
    きょうも
    
    わたげを