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天皇皇后両陛下 新しい御代「令和」 お健やかに安らかにおすごしください 

2019/ 04/ 01
                 
  ・・・ 私は結婚により、私が大切にしたいと思うものを共に大切に思ってくれる伴侶を得ました。皇后が常に私の立場を尊重しつつ寄り添ってくれたことに安らぎを覚え、これまで天皇の役割を果たそうと努力できたことを幸せだったと思っています。・・・


 1 天皇陛下・皇后陛下  切り絵赤・表正面 正

  天皇陛下は、平成25年(2013年)に傘寿を迎えられ、誕生日にあたっての記者会見(12月18日、宮殿)において、八十年の道程を振り返られながら、皇后美智子さまをかく語っておられます。



 御製(ぎょせい) 
 五十余年吾(いそよとせあ)を支えし来し我が妹(いも)も七十七(ななとせなな)の歳迎えたり

   2 -1 天皇陛下・皇后陛下  切り絵黒・表正面 正


 〈註1:平成23(2011)年10月20日、皇后さまは七十七歳のお誕生日をお迎えになり、両陛下共に七十七歳におなりになった。この御製は、御成婚後皇后さまと共にお過ごしになった日々を振り返ってお詠みになったもの。・妹=妻=皇后〉


 御歌(みうた)
 語るなく重きを負(お)ひし君が肩に早春の日差し静かにそそぐ

  3-1 天皇陛下・皇后陛下  切り絵背面赤・表正面 副

 〈註2:天皇陛下は、長い年月、ひたすら象徴としてとしてのあるべき姿を求めて歩まれ、そのご重責を、多く語られることなく。静かに果たしていらっしゃった。この御歌は、そのような陛下のこれまでの歩みをお思いになりつつ、早春の穏やかな日差しの中にいらっしゃる陛下をお見上げになった折のことをお詠みになっている。
平成30年歌会始「御題:語」〉



御製
贈られしひまわりの種は生え揃ひ葉を広げゆく初夏の光に

   4-1天皇陛下・皇后陛下  切り絵背面黒・面正面 副

 〈註3:平成17(2005)年に阪神・淡路大震災十周年追悼式典のため兵庫県に行幸啓になった折、御懇談になった遺族代表の少女から両陛下に「はるかのひまわり」の種子が贈られた。両陛下はこの種を御所のお庭にお播きになり、翌年以降も毎年、花の咲いた後の種を採り育て続けてこられた。この御製は、このヒマワリが成長していく様をお詠みになったもの。
 ※「はるかのひまわり」は、阪神・淡路大震災で犠牲になった当時小学校六年生の加藤はるかさんの自宅跡地にその夏に咲いたヒマワリで、地元の人々が鎮魂と復興の象徴にと、種子を採って各地にひろげたもの。平成31年歌会始「御題:光」〉



御歌
今しばし生きなむと思ふ寂光に園(その)の薔薇(さうび)のみな美しく

 1 -1 天皇陛下・皇后陛下 反転 切り絵赤・表正面 正

 〈註4:高齢となられ時にお心の弱まれるなか、一(ひと)夕、御所のバラ園の花が、寂光(じゃつこう)に照らされ、一輪一輪浮かび上がるように美しく咲いている様(さま)をご覧になり、深い平安に包まれ、今しばらく自分も残された日々を大切に生きていこうと思われた静かな喜びのひと時をお詠みになっている。平成31年歌会始「御題:光」〉



〈註1~註4:「道 天皇陛下御即位三十年記念記録集 平成二十一年~平成三十一年」.平成31年(2019年)3月20日第1刷発行.編者宮内庁.発行所NHK出版による。・「御製」、「御歌」は同書及び宮内庁公式サイトから転記。〉