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声かけ触れて心のケア 老鳥とのくらし 4

2020/ 09/ 05
                 

 記事を見る鳥は繊細メンタルは個性にあった絆でつなぐ


 カナリア
  〈歌を忘れたカナリアは・・・谷内六郎画〉


 月曜日の夕刊記事。いつもの「交友録」を見終わった後、何気なく「教えて!」の二段記事に目が行きました。
 〈 鳥はとても繊細な心をもっています。イヌやネコ以上に個性の幅が広く、うれしいと全身で喜びを表現するなど、感情表現が豊かなのもその特徴です。
 また、多くの鳥は群れで暮らすため、単独では不安になりがちです。ほかの鳥や人間など、だれかの存在が必要で、家庭ではそうした相手が心の支えになっています。仲の良い鳥や信頼のおける人間は、鳥の暮らしに安心感と潤いをもたらします。
 老いた鳥ではそれが顕著で、他者との接点が切れてしまうと予想よりも速く老化が進んでしまうほか、心が弱って死んでしまう例さえあります。
 飛べなくなったり歩けなくなったりすると、鳥は好きな相手のもとに行けません。それは人間が思う以上のダメージです。そのため飼い主が、鳥が失ってしまった能力を補う必要があります。スキンシップが好きな鳥には近づき、手に乗せてなでたり、毎日しっかり声をかけたり。仲の良かった鳥を連れてきて声を聞かせることや、顔見せすることも心のケアになります。
 老鳥との暮らしにおいては心のケアがとても重要で、ケアをすることで鳥の心には余裕や生きるための「はり」も生まれます。そうしたメンタル面のケアが長寿にもプラスに作用することが確認されています。
 (サイエンスライター、飼鳥史研究家 細川博昭) (おわり)
  2020年(令和2年)8月31日(月曜日) 夕刊 讀賣新聞