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古代蓮の里「世界の蓮」シリーズ 王子蓮 「 Ojibasu 」の名の由来

2021/ 07/ 25
                 


 花托から果托への道蓮花の辿りゆく先安寧を祈る


 32-2 王子蓮.


ここ行田の古代蓮の里「世界の蓮園」の「王子蓮」は、アメリカ産の王子蓮(黄蓮系統)と東洋産の紅蓮系統との交雑品種で、花色は淡黄のクリーム色です。既に開花は終わっていました。

 32-1 王子蓮説明

王子蓮の名前の由来について、阪本祐二著『蓮』に詳しく著されていますので、お目通しください。
なお、文中の「皇太子ご夫妻」とある個所は,追記のカッコ書き、(現「上皇・上皇后両陛下」)と表示されるとご理解ください。

 世界の蓮園
 〈行田古代蓮の里「世界の蓮園」西側ゾーン〉



 『蓮』:阪本祐二著/法政大学出版局発行
〈1960年秋、米国コロラド州デンバー市在住の日系米人 小川一郎氏(ichiro,Ogawa,1926-)が、訪米の皇太子ご夫妻に依頼し、日本にアメリカ産ハス(Nelumbo pentapetala)の実を導入された。
大賀一郎博士は1961年にこれを発芽、育成し、翌年筆者に分根し、同年開花させた。
アメリカハスは大正年間に一時導入されたが絶えて、日本では久しく黄色のハスを
見受けなかったが、これによってアメリカハスが再び日本に根づくことになった。
この実はエバース博士(Robert A. Evers)がイリノイ州のミシシッピ川流域にあるバルメヤー(Valmeyer)付近で採集したもので、花色は淡黄色であるがややクリーム色を呈し、弁は大きい。レンコンも白くかつ大きいし、実もいくらか大きく、バージニア産のアメリカハスとは異なった形態を示している。花の開閉にも特徴があって、閉じる時、各弁が不規則な閉じ方をするところから、バージニア産のアメリカハスと区別して「王子蓮」と呼称している。
これには皇太子ご夫妻の導入によるものという意味がこめられているものである。
この種はミシシッピ川上流ウィスコン州のネルソン湖付近まで大群生をなして生育しているが、日本では珍しく、はじめての品種である。しかし日本の風土では腐敗病菌におかされやすく、栽培には十分注意しなければ枯死させてしまうおそれがある。〉