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六〇 秋の彼岸

2014/ 09/ 10
                 

 晩秋蚕の終る九月二十三日、四日頃に秋の彼岸が参ります。彼岸花という曼珠沙華の花が真紅に村中の土手々々を燃え立たせます。これから秋の仕事が引きつづき多忙を極める境であります。

秋の彼岸の頃 ①

 私共では秋の彼岸には格別の法要はいたしませんが、入り口の日は小豆めし、走り口は白飯の半日休みで、中日は牡丹餅を作りまして一日休みです。秋の彼岸がすぎますと夜長になると云うので夜業(よなべ)を始めました。前に書き忘れましたが、私共で餡餅(あんびん)や牡丹餅を神仏に上げるときはへぎを用います。このへぎは厚い四角の漆塗の物で両端がそって皿型をしています。


 習俗歳時記
  昭和50年10月1日
  著者 今井善一郎
  発行所 株式会社 煥乎堂


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