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あなたのために いのちを支えるスープ

2012/ 08/ 17
                 
あなたのために  いのちを支えるスープ

日本の食文化は多様です。北海道から沖縄まである細長い国ということが理由の一つといえます。旬ですら土地柄によってことなるほどです。さらに、日本人は農耕民族と同時に海洋民族であることを忘れてはなりません。

そういった日本の風土を理解する重要性は、二十一世紀への展望があるからこそです。

展望・・・それは、各民族が自己の食文化を分析し、お互いに情報を交換すること。それをもとに、温暖化など地球環境の変化に対応するため、新たな食文化の組み立て作業にかかること。例えば、過去に食べてきた身近な自然を、異文化で洗い直し、現代の新しい視点で食べること。これが今後の課題でもあります。

主体はいのち。いのちを守るため、いのちをていねいに生きるため、人間の限界を知り、自然の法則を知り、風土とともに生きてほしいと願っています。
 辰巳芳子                    
   (辰巳芳子オフイシャルサイトより)


スープに託す
 「つゆもの、スープ」と人のかかわりの神髄は、と問われましたら、あらゆる理論を超えて、「一口吸って、ほっとする」ところ。いみじくも「おつゆ」と呼ばれている深意と答えたいと思います。
 作るべきようにして作られたつゆものは、一口飲んで、肩がほぐれるようにほっとするものです。
 滋養欠乏の限界状態で摂れば、一瞬にして総身にしみわたるかに感じられるそうです。この呼応作用は、いつの日にか解明されますでしょう。
 「おつゆ――露」いつ、どなたがこの言葉を使いはじめたか知るよしもありませんが、露が降り、ものみな行き返るさまと重ねてあります。
 私たちの先祖方の自然観と表現力をたたえ、この美しい言葉を心深く使ってゆきたいと思うのです。

あなたのために 辰巳芳子

四季のスープ 辰巳芳子


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