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あなたにとっての冬とは

2014/ 12/ 25
                 
 あなたにとっての冬とは


 風雲の少しく遊ぶ冬至かな  石田波郷
  今年の冬至は、12月22日でした。
  一年中で夜が最も長い日です。

 これから日一日と少しずつ夜が短くなっていきますが、しばらくは足元の暗さが気になる日々が続きます。
  「冬」をどう過ごされますか。


  俳句で詠む冬の歳時が、季節に背中合わせする人々をすっぽりと包んでいます。
  あわただしい歳末の人々の往来を思わせる師走。
師走三日月家路は誰も靄(もや)まとふ  古沢太穂

  年の暮れ、歳晩は、12月も押し詰まった頃をいいます。
歳晩や膝に預り華やぐ包  原田種芽

  年の内は、余日の少なくなった年内のこと。年の暮れよりも多少、ゆとりをもった感じ。
年の内無用の用のなくなりぬ  星の麦丘人

  行年(ゆくとし)、年逝(としゆ)くは、単に歳末のあわただしさではなく、流れるように過ぎ去ってゆく年をいいます。
年逝くとしづかに満たす甕(かめ)の水  桂信子

  十二月の末日、大晦日(おおみそか)、大三十日(三十日をつごもり〈月隠・つきごもり〉というので、三十一日を大つごもりという)。
袖濡れて硯洗へり大三十日  水原秋桜子

  年惜しむ。過ぎ行く年を惜しく感ずる、回顧的な感慨が込められています。
離れ住みて一つの年を惜しみけり  上村占魚

  新年へ移る大晦日の晩のことに限定する季語、年越、年を越す。
白鳥座翼張りつめ年を越す  鷹羽狩行

  除夜。大晦日の夜のこと。年の夜ともいいます。
ひとりひとりこころにありて除夜を過ぐ  桂信子

  


 2014年12月22日は『冬至』。例年の冬至とは趣の異なった今年は『朔旦冬至(さくたんとうじ)』です。
冬至は、ご存知の通り、1年のうちで最も夜の長い日ですが、『朔旦冬至』はいったい何がいつもの冬至と違うのでしょうか。「grape」公式サイト(写真はウイキペディア)よりお届けします。
太陽の周期による『冬至』

朔旦冬至⑪

 冬至は、太陽の周期によって作られた、二十四節気の起点とされていました。太陽のスタート地点です。

⑫二十四節気

 日照時間がどんどんと少なくなり、太陽のエネルギーが極限まで弱まって、そこからもう1度、冬至を境に太陽のエネルギーが大きくなり、昼の時間がどんどん長くなっていく、そんな太陽の復活の日とされ、日本でも昔から祝われてきました。
朔旦冬至は太陽と月の復活が重なる日
この太陽の復活の日『冬至』と、月の復活の日『新月』が重なるのが『朔旦冬至』です。 『朔』は新月を、『旦』は昇る太陽を表しています。
これが『朔旦冬至』の由来です。

 いまでは、暦の様々な改修などを経て、旧暦の11月1日と冬至が重なる日が『朔旦冬至』となっています。
この重複したおめでたい『朔旦冬至』ですが、太陽と月の周期(約365日と約29.5日)は、当然違っていますので毎年重なるわけではありません。この2つが重なるのが19年に1度、そして2014年がその19年に1度の希少な日なのです。
 しかも、2014年の次の『朔旦冬至』は、19年後ではなく38年後の2052年になります。 これは、旧暦2033年問題によるもので、こんな事態が起こるのも1844年に天保暦が制定されてから189年で、初めてのことです。

③月の満ち欠け

冬至(あるいは、冬至から翌日にかけて、冬至の直後、など)には、日本以外でも世界各地で冬至祭が祝われてきました。北欧のクリスマスも起源は冬至祭(ユール)であったりと、お祝いをする日となっています。
朔旦冬至の日。おめでたい日です。

 そしてまもなく元旦。年を新たにお迎えするお目でたい日です。私たちの気持ちを新たに進める節目の日として迎えたいと思います。

 
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