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洋酒マメ天国 わが酒菜のうた 17

2012/ 09/ 04
                 
洋酒マメ天国 わが酒菜のうた 17

洋酒マメ天国第17巻     発行所サントリー株式会社
著者  草野 心平      昭和43年9月30日発行

草野心平 = 1903年5月福島県に生まれる。広州嶺南大学卒業。古来中国の詩聖が愛したように、この日本の詩人もこよなく酒を愛し、嵩じて、「火の車」「バー学校」などの屋台やバーの調理人兼経営者となる。「第百階級」「富士山」「第四の蛙」など清冽な詩集多数。中国紀行文「点・線・天」著書「賢治のうた」。歴程を主宰、日本現代詩人会会長。


洋酒マメ天国わが酒菜のうた17
 カット・磯田尚男

第1章 前口上
第2章 海のひびき
第3章 山の音
第4章 野のうた
第5章 水のほとり
第6章 家の中

 

 第1章 前口上 より
 料理は玄人には勿論のこと料理人でない素人の私たちにも無限に広い分野を展開してくれる。子供がオモチャいじりをするような、そんな幼稚な私たちの包丁でも、幼稚なら幼稚なりの面白いものが生み出される筈だ。そんな建前から、自分で試した酒の肴の数々をこれから開陳しようというわけだが、永い間の貧乏暮しとケチな性分とから上等な肴などはあんまり出会ったことがない。それは言わばつくる段になっての致命傷だが、反面貧乏とケチのおかげで、ただのものやただに近いもの、そして安価なものでなんとか胡麻化そうという精神は旺盛なので、庶民の酒肴には直ぐにでも応用出来る代物が並ぶことになるだろう。 
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