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評価と価値感

2015/ 12/ 03
                 
 バートン版の『千夜一夜 アラビアンナイト』(昭和4年12月25日-昭和5年12月15日.中央公論社.訳者代表大宅壮一)。父が遺した書籍のうちの一つです。
 全12巻ですが、初版本でないものもあります。

千夜一夜 バートン版 中央公論社 昭和4年・5年


 このところのアラビアンナイトを紐解いた書籍の数々をみてみますと、より原典の写本に近いとされる本の発見などがあるなかで、どれが最も原典に忠実であるかというところを大切にしているようです。
 アラビアンナイトは、1001話から成り立っているという話になっていますが、原典となる写本が存在しない有名な話に、「アラジンと魔法のランプ」、「アリババと40人の盗賊」があります。今では、後世の人が付け足した挿話という評価が一般的です。
 イギリス人やフランス人等が、写本を元にして訳したのが世に広まっていきましたが、その元となる本のタイトルは、「アラビアンナイト」という文字ではありません。
 訳すると「千夜 一夜」という言葉になるとのことです。 
 バートン版以降も、多くの人たちが原典の写本の存在を求めて様々な考察をしています。そういう意味においては、バートン版に著された物語においても、一部色褪せてみえるところがあるのも仕方ないのかも知れません。訳者の考察や、翻訳、注釈レベルも含めて。

 「JINBOU(神保)」、「アマゾン」、「ヤフオク」の古書をのぞいて見ましたら、「ヤフオク」だけヒットしました。
 全12巻揃って500円(ウチ、11、12の2巻の外函がありません)からのスタートとなっています。



  本の価値感というものをどこに置くのかということを、この頃考えています。
 アラビアンナイトに関した書籍は、他の本と一緒に段ボール箱の中におさまっていました。




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