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貝原益軒 養生訓 巻第三 飲食上

2016/ 04/ 15
                 


 朝ごはんを食べないと、ろくなことがない。の書き出しで始まる、『新・養生訓』(文藝春秋五月号.文・東嶋和子〈wako tojima〉)。

 この号で、第124回を数えるタイトルは、
 《〔其の一二四〕 
 朝早く、粥を温(あたたか)に、
 やはらかにして食へば
 津液(しんえき)を生ず》
 となっていました。

 《 ・・・いやマジメな話、高血圧や肥満、脂質異常症、糖尿病のリスクが上がる。 ・・・「朝食を抜くと脳出血のリスクが高くなる」という報告が国立がん研究センターから発表された。

 1995年と1998年に全国の9保健所管内に住んでいた45歳~74歳の男女約83,000人を対象に、1週間あたりの朝食回数を答えてもらい、2010年まで追跡した。この間、約3,800人が脳卒中に、870人が虚血性心疾患になった。
 朝食回数を、週に0回~2回、3~4回、5~6回、毎日という4群に分けて、脳卒中、虚血性心疾患発症との関連を分析した。

 すると、毎日朝食を食べる群に比べ、0~2回の群の発症リスクは、脳卒中と虚血性心疾患をあわせた循環器疾患で14%、脳卒中全体で18%、脳出血では36%高くなっていた。

 くも膜下出血、脳梗塞、虚血性心疾患については、関連性が見られなかった。

 「世界で初めて、朝食欠食により脳出血のリスクが上がる可能性を示した」と、同センター。
 高血圧は脳出血の大きな危険因子だが、とくに早朝の血圧上昇が危ない。朝食を抜くと、空腹によるストレスなどで血圧が上がり、逆に、食べれば血圧上昇が抑えられるという。

 「朝早く、粥を温(あたたか)に、やはらかにして食へば、腸胃をやしなひ、身をあたため、津液(しんえき〈ツバ)〉を生ず。寒月尤(もっとも)よし」と、貝原益軒翁は朝食を勧めている。

 なるほど、二日酔いでもお粥ならいけるかも。・・・ 》

 

 貝原益軒の養生訓は
  ・巻第一 総論上
  ・巻第二 総論下
  ・巻第三 飲食上
  ・巻第四 飲食下
  ・巻第五 五官
  ・巻第六 病を慎しむ
  ・巻第七 薬を用ふ
  ・巻第八 老を養ふ
 と巻八まであります。
 「朝早く・・・」は、巻第三 飲食上、
  「其の三六六」に、次のように記されています。
 《朝早く、粥を温に、やはらかにして食へば、腸胃をやしなひ、身をあたため、津液を生ず。寒月尤よし。是、張来が説也。》


 養生訓は、箇条書き風にしてあるので読みやすいですね。
 「巻第一 総論上」より、「其の百一」をここに紹介して、本日のブログを閉じることに致します。
 
《人の身は父母を本とし天地を初とす。
 天地父母のめぐみをうけて生まれ、又養はれたるわが身なれば、わが私の物にあらず。
 天地のみたまもの(御賜物)、父母の残せる身なれば、つつしんでよく養ひて、そこなひやぶらず、天年を長くたもつべし。
 是天地父母につかへ奉る孝の本也。
 身を失ひては、仕ふべきやうなし。》


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