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コリン・ウィルソン音楽を語る

2016/ 04/ 26
                 
 
 ≪ ・・・ 二十世紀の高名な社会学者コリン・ウィルソンはブルックナーのことをこう書いている。「彼は不思議なほど不幸な男で、いわゆるチャーリー・チャップリン的人間であったことがわかる。大工が椅子の上から落とすペンキ缶は決まってこういう男にふりかかるのだ」・・・》と、『至高の音楽 クラシック永遠の名曲』の中で、百田尚樹氏は述べています。
  
 作家、評論家、思想家、現象学者、超常現象研究家などに括られるコリン・ウィルソンを社会学者と紹介するのは、百田氏が始めてのような気がします。

 『コリン・ウィルソン音楽を語る』として、日本語訳として初めて著したのは、河野徹氏です。1970年9月10日発行されました。
 その56㌻に「・・・彼が、不思議なほど不幸な男で、いわばチャーリー・チャップリン的人物だったことがわかる。大工が梯子の上から落とすペンキ灌は、きまってこういう男にふりかかるのだ。・・・」と、書かれています。

 コリン・ウィルソンが、この本の中で書き表している作曲家たちは、次の順序で論じられています。
 リスト、ワーグナー、ブラームス、ハンスリック、ブルックナー、マーラー、
 モーツァルト、ベートーヴェン、
 シェーンベルク、ウェーベルン、ヒンデミット、ストラヴィンスキー、
 バルトーク、
 スクリァピン、ブロッホ、
 ディーリアス、
 サリヴァン、エルガー、ホルスト、バターワス、ウォーロック、ヴォーン=ウィリァムズ、バックス、アイァランド、ブリス、ウォールトン、ブリテン、ティペット、サール、
 オルフ、R・シュトラウス、メノッティ、プーランク、ヤナーチエック、プロコフィエフ。


 『コリン・ウィルソン音楽を語る』からブルックナーの為人(ひととなり)を引用しているようにも見受けられる節もあったので、百田尚樹氏が著した『至高の音楽 クラシック永遠の名曲』(2014年1月8日第1刷第2版発行)と、その続編にあたる『この名曲が凄すぎる クラシック劇的な旋律』(2016年2月29日第1版第1刷発行)に、どのような音楽家の名前が連ねてあるのか並べてみることにします。
 「曲」がテーマとなっていますので、同じ名前が繰り返し出てきます。

 「至高の音楽」
 ベートーヴェン、バッハ、モーツアルト、ラフマニノフ、ショパン、ベルリオーズ、
 シューベルト、ヴァーグナー、パガニーニ、ムソルグスキー、ブルックナー、チャイコフスキー、ベートーヴェン、リヒャルト・シュトラウス、
 ブラームス、バッハ、ベートーヴェン、ラヴェル、シューベルト、ロッシーニ、モーツアルト、バッハ、ベートーヴェン。
 
 「この名曲が凄すぎる」
 グリーグ、ショパン、ビゼー、ショスタコーヴィチ、ヴィヴァルディ、ベートーヴェン、モーツァルト、ジョプリン、シューベルト、
 フルトヴェングラー
 バッハ、リスト、ベートーヴェン、モーツアルト、ホルスト、ヴァーグナー、ベートーヴェン、
 ブラームス、ハイドン、R・シュトラウス
 シューベルト、ヘンデル、モーツアルト、チャイコフスキー、ドビュッシー。

 上記を見てわかる通り、ブルックナーについては一つ(「第八交響曲」)のみが取り上げられています。

 ピアニストの、スヴャトスラフ・リヒテルについては、この二冊の本の中あちこちに名前が出てきます。
 その中の、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第二番」のところの40㌻に「・・・ロシア生まれの二十世紀最高のピアニストが・・・」と、リヒテルのことを書いていますが、リヒテル(1915.3.20-1997.8.1)が生まれた年月日を考えると、ウクライナ生まれと記した方が誤解が生じないのではなどと思いながら、氏の筆勢に気圧されることなく、どんどん読みすすめることができました。

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