FC2ブログ
        

京都相国寺 伊藤若冲展  二つの寺の若冲天井絵

2017/ 02/ 09
                 
 2016年の春、5月24日まで東京上野の東京都美術館で行われた伊藤若冲(いとうじゃくちゅう.1716~1800)生誕300年記念の若冲展は大盛況でした。この伊藤若冲展が、まさに若冲の故郷である京都の4か所の美術館・博物館で2016年は行われていました。京都国立博物館 平成知新館では、2016年12月13日~2017年1月15日となっていました。
 現在においても展示会が開催されているのは 相国寺承天閣美術館です。


 ◇伊藤若冲の天井絵・ 信行寺

  「2015年秋 京都非公開文化財特別公開」が、2015年10月30日~11月8日までありました。 古都の宝を披露し、拝観料を文化財保護に充てる「京都非公開文化財特別公開」です。
 目玉の一つは、伊藤若冲が描いた、浄土宗信行寺(しんぎょうじ、京都市左京区)の天井絵「花卉(かき)図」の初公開でした。今回限りの公開となるのかどうか、見逃した身としては気になるところです。

 もともとは、若冲が晩年を過ごした石峰寺(せきほうじ、京都市伏見区)の観音堂にあったのがゆえあって、信行寺に移っています。
 花卉図は落款も含めると168の画面で、南北4.8m、東西11.5mの天井にぴったりと納まっています。格子状に区切った167面(各38cm角)の中の円形画面に全ての異なる絵の植物が描かれています。



  若冲の遺した天井絵は、この信行寺と、大津市の義仲寺翁堂に納められているものと二つあると巷間言われています。



◇伊藤若冲の天井絵・義仲寺翁堂

 1月21日の土曜日、義仲寺朝日堂で営まれた義仲忌に参列する機会を得ることができました。そのおりに翁堂の天井絵を拝観しました。
 『義仲寺案内』パンフレットに、伊藤若冲筆四季花卉(かき)の図の天井絵のことが次の通り記されています。

 《天井絵は伊藤若冲筆四季花卉(かき)の図である。翁堂は蝶夢法師が明和6年(1769)10月に再興。翌7年に画像完成。安政3年(1856)類焼、同5年再建。現在の画像は明治21(1888)に穂積永機が、類焼したものに似た画像を制作し奉納したものである。》

 義仲寺翁堂天井絵
伊藤若冲天井絵 義仲寺翁堂 20170121





  ◇相国寺 伊藤若冲展  

 1月20日、京都の相国寺承天閣美術館の「生誕300年記念『伊藤若冲展 後期 』」を参観してきました。健康保険証を提示しましたので、一般の入館料より200円分少なく入ることができました。
 伊藤若冲といえば、鶏の色彩画があまりに有名となっているところではありますが、本邦初公開となる 「鸚鵡牡丹図」など、たっぷりと時間をかけて見ることができました。
 会場内展示の諸作品を端から端まで見ていくと、若冲という画家のつきることのない絵空間への探求心というものが、絵心のない私にも伝わってきました。


 ・開催期間:平成28年12月15日(木)~平成29年5月21日(日)【会期中無休】
 ・ 開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
 ・会場: 相国寺承天閣美術館
     〒602-0898 京都市上京区今出川通烏丸東入
 ・入館料:
一般 800円 
65歳以上・大学生 600円
中高生 300円 
小学生 200円
※一般の方に限り、20名様以上は100円
団体割引させていただきます。

主 催 : 相国寺承天閣美術館
協 力 : MBS
協 賛 : 一般財団法人 萬年会








関連記事
スポンサーサイト



                 

コメント