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夜業  (よなべ)

2012/ 12/ 20
                 
冬至

 12月21日は冬至です。
 [冬至]・・・北半球では、正午における太陽の高度は一年中で最も低い。また、日照時一年中で最も短く夜が最も長く、南半球ではこれに反する。・・・と、広辞苑(第一版第十二刷発行)に書かれています。


七十四 夜業 (よなべ)
 冬至には冬至唐茄子と南瓜を食べますが、その冬至の頃は全くの夜長で、毎晩囲炉裏の端が楽しい時期でした。始終焼き芋の匂いもただよっていましたし四方山の話は常に耐えませんでした。彼岸後は夜なべの時期でしたがとりわけ十二月から二月頃まではその本時期でした。繩綯い、莚織りが毎晩行われました。蓑、草履、草鞋等も作られました。蔟、箒、俵等も作られるのでした。
 先年の更生計画中は特に農用品準備品評会というものが出来まして、各農家の耕地、利用山林、掃立養蚕等に応じて之等の製品を冬季の各月に割当てて巡回検査をしたことがありました。そのためこの夜業の時間は自ら増大して来ました。
 冬の夜おそく繩綯い機械の喧しい音が止むといつの間にか静かな雨の音など聞くのもこの夜業の後でした。
 その後戦争が終えてから農業が衰退し、従って夜業も自ら消滅しました。
  習俗歳時記(補修再版)より

❀「よなべ」を辞書で引くと、漢字では出てきません。三省堂国語辞典第三版(中型版」では、「夜なべ」とあり、「よるにする仕事。よるに仕事をすること。夜業(ヤギョウ)。夜仕事(ヨシゴト)。と書かれています。


 人去って冬至の夕日樹に煙り  桂信子

冬至
 ☆東京ではこの日、昼間は9時間45分で日没となる。
 ☆昔から粥を食べたり、南瓜を食べたり、柚子湯を立てて入る習慣がある。
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