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ムッちゃん 19

2012/ 12/ 22
                 
左肩にフッと・・・

 ソファーの上から、私の左肩に、彼はそっとあごをのせてきました。
 絨毯に座ってテレビを見ていた時、後方から温かくふんわりとした雰囲気が私をフッとつつみました。
 ムッちゃんがわが家に来てからどのくらい経った頃だったでしょうか。
 
 玉原高原に行く車中、運転していた私の後方から、フッとした動きが伝わってきました。
 彼が私の左肩の上に、そっとあごをのせていたのでした。
 
 そのころ(わがやの家族の一員になり始めの頃)、ムッちゃんは後部座席を自分の席としていましたが、車前方の景色を眺めることがよほど嬉しいのでしょうか、いつのまにか、彼が助手席に、宏有さんが後部座席に座るようになりました。
 最初の頃は、宏有さんに随分と気兼ねして助手席に座っていましたが、その後はすっかりお気に入りの指定席になっていました。

 車のドアを開けると、彼はサッと飛び込んで、すぐ助手席に座ります。
 そしてすぐフロントガラスの方に顔を向けて、早く出発しようと私を急かせます。
 宏有さんはいつもの通りで、外出するとき手間取ります。
 「ムッちゃん おばちゃんを呼んできて!」と3回私が彼に声をかけると、助手席からポォーンと跳び降りて、すぐさま玄関口から中に入って、宏有さんを呼びに行きます。
 そしてすぐもどってきて、あっという間に指定席に座り、じっと前を見続けるのです。
 
 彼はドライブが大好きです。ということもあるのでしょうが、車に乗ると、峰の原高原、玉原高原など、ふんだんに遊び回れるところに行くことが判っているので、嬉しくてしょうがないのです。

 旅行で数泊お泊りして、帰路わが家の近くの武蔵水路沿いの道路にたどり着くと、彼は何回も、時には十数回も前足を使って握手を求めます。
 とても楽しかったよという意思表示と、わがやに戻れるという安心感をキチンと意思表示するのです。

 旅の嬉しさを分かち合ったことへのありがとうの気持を表し、わが家に帰ってきたことの安堵と、そして地元でまたともだちと一緒に遊べるという喜びを、彼はいつもの自然体で体で表現してくれます。
 このとき、彼は一声も吠えません。目と動作で私たちに伝えるのです。
 
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