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「100分 de 名著」11月号「幸福論」 バートランド・ラッセル、ブックス・アラン、カール・ヒルティ

2017/ 11/ 09
                 
 以前見た、NHK・Eテレ「100分 de 名著」、アルフレッド・アドラー「人生の意味の心理学」よりも、今回の「100分 de 名著」、バートランド・ラッセル「幸福論」の方が、第1回の放送を見た限りにおいて、私にとって素直に受け止めることができるメッセージとなっていました。

 
 所謂、「三大幸福論」と言われる世界的な名著は、バートランド・ラッセルの「幸福論」(1930年)、ブックス・アランの「幸福論」(1925年)、そして、カール・ヒルティの「幸福論」(1891年)を指します。
 NHK・Eテレ「100分 de 名著」では、既に、ブックス・アランの「幸福論」を2011年11月に放送しています。

 そして、今回取り上げたのがバートランド・ラッセルの「幸福論」です。


 11月8日、家に戻る途中、遠回りをして、NHK・Eテレ「100分 de 名著」の11月号(10月25日発売)を買いに行ったのですが、2つの書店では既に売り切れていました。

 10日の金曜日には届きます。という、家の近くの書店のスタッフの方のお話しでしたので、注文しました。



幸福論 ラッセル 2017年11月

《 ・・・ なぜラッセルはこの本を書いたのでしょうか? 平和活動に邁進したため、ケンブリッジ大学を追われ6ヶ月も投獄された経験をもつラッセルですが、それでも決してゆるがない幸福があるというのが彼の信念でした。思春期には、自殺すら考えたこともあるラッセル。しかし、そんな彼を思いとどまらせたのは、「知へのあくなき情熱」と「自分にとらわれないこと」でした。それは、その後の人生を生きる上での原点であり、どんな苦境にも負けない支えとなりました。

 専門領域で、数理哲学を大成した書といわれる「プリンキピア・マセマティカ」を書き上げ、一つの仕事を成し遂げたと考えた彼は、今後は、後世の人々のために「人生いかにいくべきか」「幸福になるにはどうしたらよいか」といった誰もがぶつかる問題を、自らの原点を踏まえて考究し書き残そうとしたのです。

 ラッセルの「幸福論」のキーワードは「外界への興味」と「バランス感覚」。人はどんなときにでも、この二つを忘れず実践すれば、悠々と人生を歩んでいけるといいます。そして、それらを実践するために必要な思考法や物事の見方などを、具体例を通して細やかに指南してくれるのです。まさに、この本は、人生の達人たるラッセルの智慧の宝庫といえるでしょう。

 番組では、指南役に、市井の中で哲学することを薦める哲学者・小川仁志さんを招き、ラッセル「幸福論」に秘められたさまざまな智慧を読み解いていきます。


第1回 自分を不幸にする原因
【放送時間】2017年11月6日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ【再放送】2017年11月8日(水)午前5時30分~5時55分/Eテレ2017年11月8日(水)午後0時00分~0時25分/Eテレ

ラッセルは、「幸福論」を説き起こすにあたり、「人々を不幸にする原因」の分析から始める。その最たるものはネガティブな「自己没頭」。それには、罪の意識にとりつかれ自分を責め続ける「罪びと」、自分のことを愛しすぎて他者から相手にされなくなる「ナルシスト」、野望が巨大すぎるが故に決して満足を得ることができない「誇大妄想狂」の3つのタイプがある。いずれも自分自身にとらわれすぎることが不幸の原因であり、ラッセルは、自分自身への関心を薄め、外界への興味を増進していくことを薦める。第一回は、ラッセル自身の人生の歩みを紹介しながら、人々を不幸にしてしまう原因を明らかにしていく。


第2回 思考をコントロールせよ
【放送時間】2017年11月13日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ【再放送】2017年11月15日(水)午前5時30分~5時55分/Eテレ2017年11月15日(水)午後0時00分~0時25分/Eテレ

不幸を避け幸福を招き寄せるには「思考のコントロール」が最適であると考えるラッセルは、その訓練法を具体的に伝授する。「悩みを宇宙規模で考える」「無意識へ働きかける」「退屈に耐える」「比較をやめる」……誰もが一歩ずつ踏み出せるちょっとした実践の積み重ねが深刻な悩みの解消へとつながっていくというのだ。第二回は、不幸に傾きがちなベクトルをプラスに転換する「思考のコントロール方法」を学ぶ。


第3回 バランスこそ幸福の条件
【放送時間】2017年11月20日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ【再放送】2017年11月22日(水)午前5時30分~5時55分/Eテレ2017年11月22日(水)午後0時00分~0時25分/Eテレ

人は何かにつけ一方向に偏りがち。それが幸福になることを妨げているというラッセルは、絶妙なバランスのとり方を提案する。たとえば「努力とあきらめ」。避けられない不幸に時間と感情をつぎこんでも意味はない。潔くあきらめ、その力を可能なことに振り向けることで人生はよりよく進むという。また、趣味などの「二次的な興味」を豊かにしておくと、もっと真剣な関心事がもたらす緊張をときほぐす絶好のバランサーになるという。第三回は、極端に走りがちな人間の傾向性にブレーキをかける、ラッセル流のバランス感覚を学んでいく。


第4回 他者と関わり、世界とつながれ!
【放送時間】2017年11月27日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ【再放送】2017年11月29日(水)午前5時30分~5時55分/Eテレ2017年11月29日(水)午後0時00分~0時25分/Eテレ

「幸福な人とは、客観的な生き方をし、自由な愛情と広い興味をもっている人」と結論づけるラッセル。客観的な生き方とは、自我と社会が客観的な関心や愛情によって結合されている生き方であり、「自由な愛情と広い興味をもつ」とは、自分の殻に閉じこもるのではなく、外に向けて人や物に興味を広げている状態のことだという。真の幸福は他者や社会とつながることによってもたらされるのだ。第四回は、ラッセルのその後の平和活動にもつながる、自我と社会との統合を理想とした、独自の幸福観を明らかにしていく。》



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