FC2ブログ
        

管啓次郎 5つの詩集  犬のパピルス

2018/ 02/ 05
                 
 
 詩、「犬のパピルス」が、どの詩集に載っているかと思い、今まで発行された詩集5つを手元に取り寄せました。
 その詩は、どこにも見当たりませんでした。
 が、「犬」のことが書かれた詩は、ここかしこにちりばめられていることが判りました。
 そして、もうひとつ知ったことがあります。
 それは、発行日です。

 『数と夕方』2017年9月21日発行
 『Agend'Ars』2010年9月21日発行
 『島の水、島の日 Agend'Ars2』2011年9月21日発行
 『海に降る雨 Agend'Ars3』2012年9月21日発行
 『時制論 Agend'Ars4』2013年9月21日発行

となっていました。

 管啓次郎氏の生年月日は、《『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.322》によると、1958年9月3日となっていますが、わたくし的には、1958年9月21日が生まれた日ではなかろうか・・・と、想像をたくましくした次第です。
 何れにしましても、氏は59歳という年齢です。


  「詩」は、その一節だけをとりあげることがあります。
  詩人の生まれ故郷の詩碑に刻まれている、萩原朔太郎の「帰郷」(『氷島』より「帰郷」21行中の前段6行)然り、中原中也の「帰郷」(『山羊の歌』より「帰郷」14行中、9、10行と、13、14行)然りです。


 「わが故郷に帰れる日 
  汽車は烈風の中を突き行けり 
  ひとり車窓に目醒むれば 
  汽笛は闇に吠え叫び
  火焔(ほのほ)は平野を明るくせり
  まだ上州の山は見えずや」


 「これが私の古里だ
  さやかに風も吹いてゐる
  あゝおまへは何しに 
  来たのだと 
  吹き來る風が私にいふ」 




 「犬のパピルス」の詩(29行中、後段8行)が、強く印象に残っています。


   待っているよ、きみを
   あの山のふもとで
   きみがその頂きをめざすとき
   ぼくもついていく
   ぼくはパピルス
   きみの心にあって
   きみが忘れたすべてを
   ぼくが覚えておくよ






 中原中也詩碑「帰郷」(山口県山口市.2016年5月23日.小林秀雄筆)
中原中也詩碑 帰郷 -2-

中原中也詩碑 帰郷 -3-



 萩原朔太郎詩碑「帰郷」(群馬県前橋市.2014年2月10日.朔太郎自筆)
萩原朔太郎詩碑 帰郷ー1-

萩原朔太郎詩碑 帰郷ー2-




管啓次郎 5つの詩集

数と夕方 菅啓次郎詩集 -

Agend'Ars 菅啓次郎

島の水、島の火 Agend'Ars2 菅啓次郎 

海に降る雨 Agend'Ars3 菅啓次郎 

時制論 Agend'Ars4 菅啓次郎




関連記事
スポンサーサイト



                 

コメント