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北杜夫の小説 船乗りクプクプの冒険 

2018/ 03/ 10
                 
 北杜夫(〈※〉)が小説として 最初に書籍に著した のが『幽霊-或る幼年と青春の物語』ですが、児童向け小説として最初に出版されたのが『船乗りクプクプの冒険』です。
 「クプクプ」とは、「蝶々」を意味するマダガスカルの言葉だそうです。

 先日のマイブログに書き記した、居並ぶ冒険小説の数々の中に『船乗りクプクプの冒険』を、ついうっかりと書きそびれていましたので、ページを新たにして載せることにしました。

 この冒険小説は、北杜夫が旅行記的随筆(エッセー)として発表した『ドクトルマンボウ航海記』の体験を基にしたと思われる描写があちこちに鏤められていることでも知られています。

 それでは本題に入る前に、舟に乗って世界のあちこちを旅したエッセー『ドクトルマンボウ航海記』の中からの幾つかを、ここでちょっと思い出してみることに致します。
 
 あれにしようかこれにしようかと迷うところもありますが、先ずは「スケベニンゲン」のところから入ってみることにします。

 その一節に「スケベニンゲン」というオランダの港に立ち寄ったことが書かれてあります。
 日本人なら誰しもが、「・・・!?・・・?!」と一瞬首を傾げる文字言葉です。

 オランダ語で表記すると「Scheveningen」となります。「スへフェニンゲン」という発音になるそうです。
  「Scheveningen」はオランダ南部のハーグ近郊に位置する、国最大の海辺リゾート地として有名です。
 トップレスになる女性も多い海辺のリゾート地を訪れた日本人が、「スケベニンゲン」と言っても、ちゃんと意味は通じていますから、オランダ人はにこやかに旅行者を迎えてくれます。
 私たちにとっては、すぐ覚えることができる地名ですし、日本人ウケする地名でもありますね。
 
 オランダの人に、その意味を教えてあげれば、きっと大ウケすることでしょうよ。


 ( ・・・ ツヅク ・・・ )





(〈註〉北杜夫:1927年5月1日-2011年10月24日 (享年84歳)・
 小説家、エッセイスト、精神科医、医学博士。
 主な受賞歴
  ・芥川龍之介賞(『夜と霧の隅で』1960年)
  ・毎日出版文化賞(『楡家の人びと』1964年)
  ・日本文学大賞(『輝ける碧き空の下で〈第二部〉』 1986年)
  ・大佛次郎賞(茂吉評伝四部作『青年茂吉』『壮年茂吉』『茂吉彷徨』『茂吉晩年』1998年)
  ・旭日中綬章(2011年)
 祖父は医師で政治家の斎藤紀一。
 父は紀一の養子で、歌人で医師の斎藤茂吉。
 兄はエッセイストで精神科医の斎藤茂太。
 娘はエッセイストの斎藤由香。 )





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