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魯山人味道 獣肉

2018/ 06/ 13
                 

 終活の一つになるのでしょうか。断捨離。
 本も捨てるということで、紐で結わえた7つの束の合計の高さが、今のところ5mほどとなっています。

 魯山人味道(ろさんじんみどう)の本も出てきました。
 目次をパラパラと捲ったら、「猪の味」というところに目がいきました。

 ・・・ 子ども心にも非常に貴重なもののようにそれを抱えて、楽しみにして帰って来た。うちの者も、その肉の美しさを見て非常によろこんでいた。早速煮て食ってみると、果たせるかな、美味い。肉の美しさを見た時の気持ちの動きも手伝ったことだろうと思うが、食道楽七十年を回顧して、後にも先にも、猪の肉をこれほど美味いと思って食ったことはない。私は未だにそれを忘れない。私が食物の美味さということを初めて自覚したのは、実にこの時であった。 ・・・

 この「猪の肉」の項では、獣肉としては、猪肉の他、熊、鹿、猿、兔を食った。と記しています。

 ・・・ それはともかく、当時は豚よりもむしろ猿を食っていた。私なども、ちょいちょい食ったもので、その肉はちょうどかつおの身のように透き通ったきれいな肉であった。感じから言えば、兔の肉に似ているが、当時の印象では、これも脂がなくて、そう美味いものではなかった。しかし、兔の肉よりは美味かった。 ・・・

 北大路魯山人(きたおおじろさんじん)は、この当時10歳くらいの年齢で、家族とともに京都に住んでいました。
 ・・・ 京都堀川の中立売に代々野獣を商っている老舗があって、私はその店によく猪の肉を買いにやらされた。・・・
 ・・・ これは堀川四条の肉屋が持って来たものであったが、・・・
 とも記していますので、当時の京都では、獣肉を一般的に商いしていたことが見て取れます。



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