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コースター (coaster)  銀座のバーのこと 大先輩のこと

2018/ 08/ 18
                 
 「コースター」
 ①滑走用のそり。②ジエットコースターに同じ。③コップなどの下に敷く小さなマット。④コースター・ブレーキの略。・・・
 「出典:広辞苑第七版」


 納豆は、朝晩食べます。今はずっと「ひき割り」を使っています。
 食べる前に箸でよくかき混ぜます。何十回も箸を動かします。
 食べ過ぎるとよくないということも聞きますので、食事ごとに、一つを半分こにして家人と分けて食べています。
  納豆のふたは、コーヒーカップをのせるコースターにしています。

 そういえば、もうほとんどかなり前のこととなりますが、思い出したことがあります。
 私がまだ独身の頃、東京に本社があった頃のことです。
 父と同じ生年月日の大先輩に、銀座のバーに何回か連れて行ってもらったことがありました。
 大先輩は、定年後も嘱託勤務していましたが、間もなく会社勤めも終盤を迎えます。
 ある夜のこと、大先輩が、これ、記念にもらっておくよ。といって、ママさんに、二つのコースターを見せながら私のポケットを鞄代わりにして仕舞い込みました。

 その日から、そこそこの日が過ぎました。
 私が、大先輩に、コースター預かっていますよ。と、お伝えしたところ、あれっ、そんなこと覚えてないよ。と、一言。そして、そのあとに、そういえば、女子学生のかわいい女の子が、アルバイトでお店に入っているよ。むさしのちゃんの学校の後輩だよ。と、また、一言。

 下戸を自認している身ということもあって、私の出た学部の後輩が、夜の勤めに出ている件(くだん)のバーには、その後、足を向けることはありませんでした。


 あれから幾星霜、
ふとしたことで、その後の銀座のバーのことが耳に入ってきました。
一度目の情報では、アルバイトしていた女子学生は、そのバーのママさんになっていたこと。
そして、二度目の情報では、そのママさんもお年頃になったので、そろそろ卒業するということ。
そんな話を聞いてから、ちょっと経って、インターネットでお店の名前を検索したら、ありました。
 装い新たに、バーの名前も今風に色を付けていました。
 セット料金も明示されていました。
 この金額なら、無職の身になっても訪問することはできそうだ・・・
 預かっていた二つのコースターは、永らく我が家で使うこともなく仕舞い込まれていましたので、いつかは返しに行きたいなとは思っていたのです。
 
 装い新たなお店となった銀座のバー。
 彼(か)の女(ひと)は、もうカウンターの向こうには、いないんだろうな、

今、戸棚の奥に仕舞い込まれているであろう二つのコースターに思いを寄せながら、そんなことを思っている今日この頃です。

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