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道  皇后美智子さま 御歌

2018/ 08/ 19
                 
                 
 かの時に我がとらざりし分去(わかさ)れの片への道はいづこ行きけむ


 〈 今、人生をふり返っていくつかの人生の選択の分岐点があったと思われるが、その中の、あの時にわたくしが選択しなかった人生の分岐点のもう一方の「道」は、あの後に一体どこへ続いて行ったのでありましょうかとの、回想と、想像とから人生を述懐する御歌。 
 「道」は皇后様には明治以来の皇室の東宮妃から皇后として進まれる在り方や御継承を象徴する特別の歌詞であると共に、「森の道われより先に行きまして泉の在所(ありど)教へたまひし」(平成四年)のように今上帝に導かれてゆかれるお歩みを表す歌詞でもあろう。
 「道」に象徴する人生そのものへの感慨を「いづこ行きけむ」に集約して、選ばなかった人生を想い懐旧する御歌である。〉
  - 釈 秦澄美枝 「皇后美智子さま 全御歌」 発行所株式会社新潮社 発行2014年10月20日 -


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