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国の重要無形民俗文化財

2013/ 02/ 16
                 
mi-ru-to 〔みると〕   地元を楽しむ「地図情報マガジン」 埼玉県2013年版 ZENRIN Maps to the Future 


雛人形のふるさと鴻巣

 鴻巣市は約380年の歴史と伝統を誇る雛人形の特産地です。
 現在「鴻巣雛」は、埼玉県の伝統的手工芸品に指定されています。

 鴻巣は江戸時代より「雛人形のまち」として知られていました。江戸の初期、中山道鴻巣宿上谷新田に京都の人形師が住み着き、やがて関東三大ひな市が立つほどに栄えました。 
 特に人形の着付けでは関東一といわれ、江戸の問屋との間で職人引き抜きによる騒動が絶えず、江戸南町奉行所のお白洲で争われました。

 江戸時代11軒だった鴻巣の雛屋は明治になってその繁栄は頂点に達しました。明治35年発行の「埼玉県営業便覧」によると越谷6軒、大沢町2軒、岩槻3軒に対し、鴻巣は31軒という記録が残っています。現在でも人形町周辺に10軒の人形店が軒を並べています。



 鴻巣の赤物技術 国の重要無形民俗文化財に

 鴻巣には江戸時代から伝わる獅子頭やダルマ、熊金、天神などといった「赤物」の技術が、国の重要無形民俗文化財に指定されたのは平成23年1月。玩具の分野としては、全国初のことでした。
 「赤物」が子どもの無事な成長を祈願する民間信仰を背景として作り続けられてきたこと、大量生産の技術ながらも、全工程にわたって伝統的な製作技術が維持されていることなどが評価されたものです。


❀国の重要無形民俗文化財に指定された折の説明書き
 「鴻巣の赤物製作技術」は、鴻巣市人形町に伝承される、桐の大鋸屑に正麩糊を加えて練った桐塑製の生地を型に入れて成型し、赤く彩色した玩具を製作する技術です。
 赤色は、かつて命に関わる子どもの病として恐れられた疱瘡(天然痘)除けに起源を持つ魔除けの色であり、赤物にも子どもを守る効果が期待されていました。

 赤物の製作は、まず、タネと呼ばれる木製の原型から松脂などを材料として釜型を作ります。この型に桐塑を詰めて生地抜きし、乾燥させてからバリトリ(生地のはみ出した部分を削り取る)をして成型します。

 彩色は、胡粉を2度下塗りをした後、赤い顔料と膠を溶かした塗料の中に浸して着色(乾燥後にもう一度着色)し、最後に目鼻や模様などの細部が筆で描かれます。






鴻巣雛人形⑦







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