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昭和 平成 新元号へ

2019/ 02/ 13
                 
 
 2月13日は、安岡正篤(やすおかまさひろ)の誕生日です。
 生誕から数えて121年(明治31年2月13日―昭和58年12月13日)となります。


 2月8日、政府は新元号選定にあたって、平成改元時の手続きを踏襲すると正式に決め、4月1日公布するとしました。
 「平成」の元号については、三つの時代の有識者から、それぞれ発案されています。
 昭和54年(1979年)、元号法の成立を受け、幾名かの有識者が新しい元号選定発案の任を委嘱されました。
 安岡正篤、宇野精一(東京大学名誉教授)、貝塚茂樹(京都大学名誉教授)等です。
 このとき、安岡が考案し提言したのが、「平成」(※注)です。
 ときの総理大臣をはじめとして、歴代首相の多くが、安岡正篤の薫陶よろしきを得たということもあったのでしょうか、新しい御代の元号は「平成」という共通認識があったと、時代の背景に深いかかわりを持つ幾人かの人物が言葉を紡いでいます。

 この時点における改元の手続きは、正式には天皇崩御の着手が適切。国民の印象や縁起上でも問題がないこと。などの基本認識を政府は共有していました。
 昭和天皇崩御の前、昭和58年(1983年)に、安岡正篤が亡くなっています。
 縁起上、物故者の考案による新たな元号は受け容れることはない…という政府としてのあり方は、元号「平成」選定にあたって避けて通れないものとしてありました。


(※注:安岡正篤考案拠所の「平成」は、『書経』の「大禹謨(ダイウボ)」篇「地平天成」を典拠としています。
【地(チ)平(たいら)ぎ天(テン)成(な)り】
  帝(舜:シュン)が(臣下の禹:ウ)に言いました
  地平らぎ天成り、
     (今や洪水が治まって)国土も平静に自然(の運行)も順調であり、
  六府(リクフ)・三事(サンジ)允(まこと)に治(おさ)まり、
     (その結果)六府・三事も誠に(よく)治まり、
  萬世(バンセイ)永く頼るは、
     (これからのち)万世も永く頼る(ことができる)が、
  時(こ)れ乃(なんじ)の功なり。
     これは(まったく)なんじの功績である。

※※「地平天成」の四文字を使った記述は、他に、『春秋左氏伝』文公十八年の記述の中で、昔話として舜の功績を讃えている文章に記されており、そのほとんど同じ文章が、『史記』五帝本紀にも記述されています。)




 「平成から新たな元号の時代へ

  新元号選定に当たり何人かの有識者が委嘱されました。
 その有識者会議の中で紡ぎ生み出された考案の一つを政府が採りいれました。
 「平成」です。

 ひるがえって、まもなく平成が終わろうとしています。
 新しい元号は、天皇陛下ご在任の中、有識者懇談会などに原案を示し意見を聴取した後、閣議を以って決定されます。


 新元号の基準は、次の6項目を掲げています。
(1)国民の理想としてふさわしい
(2)漢字2文字
(3)書きやすい
(4)読みやすい
(5)過去に元号やおくり名として使用されていない
(6)俗用されていない


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