FC2ブログ
        

おしん 仁義を切る おひかえなすって

2019/ 10/ 08
                 
 しん怒髪仁義の渡世風何処

 2猿 奥殿彫刻_NEW - コピー (2).

 おしんの口上が恰好よかったですね。仁義を切ったあの科白です。

~ おひかえなすって!手前生国と発します。山形にござんす。
縁持ちまして中沢一家におります。
中沢健、妹分にござんす。
姓発します 姓は田倉、名は”しん”
何処いつ再び参りましても、ご一途さんお世話になりがしもんの粗相もんにござんす。
以降、向後面熊(きょうこうめんてい)お見知りおかれまして、よろしゅう万端お頼み申します。 ~


 8猿 奥殿彫刻_NEW - コピー (8).

 
仁義を切るといえば、「あっしにはかかわりのねえことでござんす」という中村敦夫の科白が大流行りになった、フジテレビ系列の『木枯らし紋次郎・原作笹沢左保』(昭和47年〈1972年〉主演中村敦夫.市川崑監修。同年映画上映主演菅原文太)を思い出します。〈註※〉


 7.

〈註※:テレビ放送『木枯らし紋次郎』主題歌「誰かが風の中で」
・作詞:和田夏十.・作曲:小室等.・編曲:寺島尚彦.歌:上条恒彦


が、知る人は限られた時代になったようで、一抹の寂しさも感じられるこの頃です。 
はてさて、仁義を切るという世界でありますが、いわゆる「やくざ」全般を称して「遊民」というのをご存知ですか。 文字通り「遊ぶ民」と書きます。

 6猿 奥殿彫刻_NEW - コピー (6).

 そろそろ「遊民シリーズ」に入りたいと思っていますが、その前に「やくざ」の呼び名について、その周辺領域も含めてここでお浚いをしておきたいと思います。


 9猿 奥殿彫刻_NEW - コピー (9)


「悪党」、「遊び人」、「あばずれ」、「徒者(いたずらもの)」、「ぐれたや」、「穀潰し(ごくつぶし)」、「極道‐者(ごくどう‐もの)」、「破落戸(ごろつき)」、「ずべこう」、「ちんぴら」、「的屋(てきや)」、「伝法野郎(でんぽうやろう)」、「渡世人(とせいにん)」、「無頼漢(ならずもの)」、「不埒者(のうふらい)」、「のめしもの」、「のらくら」、「羽織ごろ」(「やくざ」の別名の一つ)、「無頼漢(ぶらいかん)」、「ぶらつき〈または「ふらつき」〉」、「ペテン師」、「放蕩者(ほうとうもの)」、「みたくなし」(「やくざ」の人間をさしていう)、「無法者(むほうもの)」、
「やくざ」(「広辞苑第七版」:(三枚ガルタによる博打で、八(や)九(く)三(さ)の目が出ると最悪の手になることから)①役に立たないこと。用をなさないこと。まともでないこと。また、そのもの。②ばくちうち。やくざもの。【やくざ者】ばくちうちなどのならずもの。役に立たない人。無頼漢。
「与太公(よたこう)」、「与太者(よたもの)」、「ろくでなし」。 ・・・

 ・・・本日は、これくらいにしておきたいと思います。・・・


12猿 奥殿彫刻_NEW - コピー (12).





<NHK連続テレビ小説、令和元年10月4日(金)、BSプレミアム7:15~7:30『おしん』161話☆初回放送:昭和59年(1984年)10月22日〉

 ~~~・・・おしん(田中裕子)は、夜は、なるべく加代(東てる美)を加賀屋に帰すようにした。
早朝の仕込みと、朝の定食は、おしんの仕事で、加代は、昼前になっておしんの店へ来る。
おしんは5時間くらいしか、寝られない毎日であった。が、日を重ねるごとに客も増え、なじみの客もできて、おしんには働き甲斐のある店になっていた。
お加代が、接客をしていると、人相の怪しい二人組(「鉄」さん役を演じた宮口二郎さんは1995年に55歳で逝去、「秀」さん役を演じた冷泉公裕さんは2019年に71歳で逝去)が入ってくる。

 11猿 奥殿彫刻_NEW - コピー (11).

男「おしんってーのは、お前か?」
お加代「いいえ。おしんに何の用だ?」
おしんが奥から来て「おしんは、私ですが」
男「こんな虫も殺さないような顔をして、よくも阿漕な商売をしてくれるな」
おしん「阿漕な商売って、どういう商売ですか?」
男「めし屋は、めし屋をおとなしくやっていればいいんだ。それを酒なんて、出しやがって!商売には、商売の仁義ってもんがある。この店のおかげで、他の店がとっても迷惑しているんだ!」
おしん「私が、何をしたと?」
男「おめーんとこで、安い酒を出すからな、この辺の飲み屋、客減っているんだ」
おしん「そんなことだったら、他の店とウチと同じ値段で酒、出せばいいことじゃないですか?ウチだって、十分、儲けはあるんです。儲けすぎている思っているくらいだ」
男「黙って、酒出すのやめたらいいんだ!」
おしん「この辺のお店は、気に入らないことがあると、あなたたちを使って脅かしにかかるのか?気に入らないんだったら、自分たちで来ればいいのに」
男「なんだとー!」

10猿 奥殿彫刻_NEW - コピー (10).


お加代「おしん、逆らうのはやめよう」と言って、加代は男たちに「おめーたち、この店は、米問屋の加賀屋の息がかかっているの承知で来ているんだな?」
男「あぁ、そういえば、おめーは、加賀屋の」
お加代「あーわかっているんだったら、サッサと帰るんだ!」
男「俺たちは、加賀屋には、何の義理もないんでの。加賀屋もご隠居さんが、おられる間はお世話になった。けど、ご隠居さんが亡くなったら、加賀屋もおしめーだな!」
男「あー、帝国大学出だか、なんだか知らねーが、えらそーなツラした若造がよ、ふんぞり返って、あれでは加賀屋も長くはないんだな?」
お加代、財布からお金を出し「今日のところは、これで」と言って差し出すが、男に跳ね返される。
男「そんなはした金で、どうしろって言うんだよ?」
男「めし屋は、めしだけ売っていればいいんだ」

 8猿 奥殿彫刻_NEW - コピー (8).


おしん「おめーたちに、そんな指図される覚えはない!おめーたち怖く、こんな商売できるか!!!」
お加代「おしん!逆らうのはやめろ!」
おしん「出て行ってくれ!」
男「このあまー!!!」
男が、店のモノを荒そうとすると、おしん「素人衆に迷惑をかけないのが、お前らの仁義じゃないのか?」
お加代「やめれー」
男、店内のモノを荒しだす。
お加代「酒は出さない!言う通りにするから、今夜のところは、おとなしく帰ってください。お願いしますーーーー!!」
男「わかったか?」

 7.


おしん「冗談ではねー(#`Д´)ノ!!!!!!おれは、東京で露店でも商いしてきた!お前たちが怖くて、言いなりになっていたんでは、女子が立たない!おれに、文句あるんだったら、おれに文句言えばいいだろ!!!表、出ろ!!!何、ぼんやりしてるんだ?表に出たら、何したってかまわねー殴るも蹴るも勝手だ!」

外へ出ると、おしん、草履を蹴り脱ぐ。

 6猿 奥殿彫刻_NEW - コピー (6).


おしん「おひかえなすって!手前生国と発します。山形にござんす。
縁持ちまして中沢一家におります。
中沢健、妹分にござんす。
姓発します 姓は田倉、名は”しん”
何処いつ再び参りましても、ご一途さんお世話になりがしもんの粗相もんにござんす。
以降、向後面熊(きょうこうめんてい)お見知りおかれまして、よろしゅう万端お頼み申します」・・・~~~


 5猿 奥殿彫刻_NEW - コピー (5).

関連記事
スポンサーサイト



                 

コメント