FC2ブログ
        

洋酒マメ天国続・ビール8

2012/ 06/ 23
                 
旭川の鮨六に私たちが入ったとき、アルコールを既に召し上がっていたご婦人は、ビールしか飲まないということをお話しされていましたが、きょうの洋酒マメ天国第8巻は、そのビールの続編となります。

洋酒マメ天国 続・ビール 8

第3章 泡に映った世間話 より
[ビル―――ビルの中にビールあり]
 思うに、良いビール最大の要件とは「陽気さ」であろう。良いビール、つまり、すっきりとまろやかで、しかも陽気であるビールは、体と精神によく、人に力と楽しみを与える。それかあらぬか、ビールを買うために払った代金は、人々を後悔させないし、貧乏にすることもないという諺がある。
 ・・・・・・・・・・
 したがって、ビールを論ずる時に、味、風味、フレッシュさに加えて、その「陽気さ」について述べないのは片手落ちというものである。年老いた愛酒家は、たぶんその生涯の楽しい思い出を、最も多くジョッキのまわりに見つけるはずである。
 夏の夜ならばプールサイドのレストラン、ビルの屋上のビアホール、冬の夜ならば暖かく燃える暖炉の前、そしてビルの地階のビアホール、そこからビールの栓を抜く音、それを注ぐ心地よい響きが聞こえてくれば、次に聞こえるものは笑い声である。
 時移り世は変り、たとえ飲む場所は違っても、飲むよろこびに変りはない。男も女も、笑いそしてジョッキを傾けるのだ。

第1章 飲ま、飲み、飲む話
第2章 ビールよもやま話
第3章 泡に映った世間話
第4章 ここだけの話
第5章 おお サントリービールの話
カット・柳原良平

洋酒マメ天国第8巻    発行所サントリー株式会社
著者洋酒マメ天国編集部  昭和44年5月30日発行

洋酒マメ天続・ビール8
関連記事
スポンサーサイト



                 

コメント