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初詣で

2020/ 03/ 09
                 
 

 ふるさとの山並み遥かただ奥処(おくか)

 9-2-1 -山並み


 ふりかえり何を思うかふるさとよ

 木曽神社 石段


 月明かり足元照らす過ぎし日を指折り数えただ徒に

 木曽神社 流れ


 月光を弾くやきみの目遠き日を

 雪の木曽神社




 「断捨離」をしていたら、謄写版刷りの、「第二回朗読弁論会 原稿集」〈勢多郡第三部学事会国語研究部編〉が出てきました。

 ことしの元旦は、朝早く初詣でにいこうと、おにいちゃんたちとやくそくしてあった。ぼくは、その前の日は、はやくあしたがこないかなあ、と、思っていた。そして、三十一日がやってきた。もうむねの中が、わくわくしている。おとなりの和ちゃんたちと、いくよていだ。午後、和ちゃんがあそびにきた。
「想ちゃん、はやく夜になったらいいなあ。」といった、ぼくは、
「うん。」といって、
 「今のうちに、よういをしておこうか。」と、いったら、
 「なにをよういするんだい。」
 といった、ぼくは、
「あっ、そうか。よういするものなんてないなあ。」
といって、わかれた。
 いよいよ、夜になった。夕飯を食べて、あとは初詣でをまつばかりだ。にいちゃんが、
「十一時半ごろまで、ねていようか。」
といった。ぼくは、「うん。」といって、ふとんをしいて、とこにもぐった。ねえちゃんもにいちゃんも、ふとんをしいていた。ぼくは、おかあさんに、
「お正月学校にいくから、新しいズボンやうわぎをそろえておいてね。」といったら、おかあさんは、
「まくらの上に、おいておきますよ。」と、いわれた。ぼくはあんしんしてねた。
 ふと目がさめた。もう十一時すぎだ。いそいでしたくをして、和ちゃんや、和ちゃんのおにいさんたちと、六人ででかけた。外は月の光で、ずいぶん明かるかった。大みそかというのに、風がなく、いつもよりよけいにふくをきていたので、からだがぽかぽかした。和ちゃんとぼくと、かたをならべて、木曽神社のそばまできた。ぼくは、いそいでかけった。和ちゃんも、ぼくといっしょにかけった。木曽神社のけいだいまできたら、もう、三人きていた。ぼくは和ちゃんより、少しはやかった。ぼくは、おにいちゃんたちがくるのを、まっていた。
 まもなく、にいちゃんたちがくると、あとからかんぬしさんがきた。かんぬしさんが、はじめにおがんでから、かみとふでとだいをもってきた。それは、きた人からじゅんに、一ばんの人の名前、二ばんのひとの名前をかいていくのだ。ぼくは四ばんだ。
 名前とばん号をかいて、和ちゃんにふでをわたした。じゅんじゅんにかいて、信子ちゃんまできた。おがんでから、家へいそいで帰った。
 家へ帰ってみると、一時すぎだ。そしてまたしばらくねた。目をさましてみると、もうあかるかった。さあ、いよいよお正月だ。今年は犬の年だ。ぼくも、犬のように元気よくうんどうして、よい年をおくりたいと思う。


 1-5.20200226


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